ビットコイン半減期後の上昇展開を予測

多くの投資家から注目を集める「ビットコイン半減期」から約1か月が経過したが、現在の相場は上昇トレンドが継続していくのか?それとも再度、安値を付けるのかについて解説していく。

結論から言うと、下記の画像からもわかるように「ビットコインは既に、半減期後の安値を付け、今後は長期的に上昇していく可能性が高い

上記の画像を見る上で以下の3つのポイントに注目してほしい
・半減期から14日以内に安値を付けたこと
・現在値が、半減期時の値を超え、最高値ライン72,700ドルに近づいている
・4時間足の20/80/200MA(白・赤・青ライン)が上向きに転換したこと

先月の記事でも説明したように、これまでの半減期後の過去データを見てみると”半減期後は2週間以内に安値を付け”その後は強い上昇トレンドが継続していく”ことがわかる。

それを踏まえて、今回の半減期後の値動きを見てみると、半減期後は下落トレンドが継続して11日後に安値を付け、その後は上昇トレンドとなり、5月20日には4時間足の3MAが買い優勢のテクニカルになっていることがわかる。

この動きによって1時間・4時間・日足などの上位足チャートは全て買い優勢の展開となり、200MAとの価格乖離を意識した価格調整が少し見られるものの、多くのトレーダーは買いを強く意識していることが予測できる。

このように上位足チャートのMAが全てロング優勢の展開となっていると、相場としては上位足トレンドを下落に戻すことの方が困難と考えられるため、ここから再度安値を付ける可能性は非常に低い。

今後、半減期後の大きな価格上昇を狙っていきたい場合は「日足の最高値ライン72,700ドル」を実体越えすることが大きなカギとなり、実際にこれが確認できた際にはUS時間に掛けても多くの投資家による買いが集中する展開となるだろう。

もちろん現在の上昇トレンドを意識して、現時点でエントリーすることも検討できるが、明確かつ大きな価格時yぉう翔を狙いたい場合は、上記のラインまで到達するまで様子見することをオススメする。

先月に公開した”これまでの半減期過去データ分析”

これまでの、半減期後の値動きなどに関する詳細情報は、画像と共に下記の記事で紹介しているので、確認してみてください。

戦略まとめ

ビットコインテクニカル分析

BTC/USDT日足チャート

BTC/USDT4時間足チャート

BTC/USDT1時間足チャート

上昇シナリオ

本日の相場は、SECのイーサリアム現物ETF承認を受け、今後の中長期的な伸びを懸念したトレーダーたちによる売り決済が進展し、相場は少しの下落トレンドを見せる展開になった。

現在の1時間足チャートを見てみると、20MA(青ライン)が200MA(白ライン)を下振れしており「ここから下落トレンドに転換するのか?」と考えることもできるが、200MAのサポート圧力とその近くにある転換ラインでの反発が機能していることが確認できる。

今後のシナリオに関しては、ロング・ショートの両方でエントリーチャンスがあるものの、ETF承認などの好感ニュースがあることから、ビットコイン最高値に向けて再上昇していく可能性が高いと見ている。

そのため、今後のエントリーに関しては、1時間足が再度上昇パターンの展開し、押し目形成→安値切り上げ&高値越えでのエントリーが68,630ドル付近で確認できる可能性があると見ている

エントリー:1時間足MAが上昇パターンを形成した後に、押し目→ダウ形成したとき(68,630ドル付近)
利確:71,230ドルで反発されたとき
損切り:エントリー時の直近安値を実体で超えたとき

下落シナリオ

本日は、先日にSECがイーサリアム現物ETFを承認していたことで、中長期的な仮想通貨市場の上昇トレンドを懸念した売り決済が進み、相場が一時的に下落相場を見せる展開となった。

この下落トレンドによって1時間足チャートのMAは下落展開になりそうな様子を見せているが、4時間足チャートも同時に見て分析してみると、4時間足にとっては今回の下落は価格調整レベルに過ぎない下げなので、今後大きな下落相場が起きる可能性は低いと見ている。

しかし、現在もマチマチの展開を見せている67,230ドル付近を大きく下振れ、80MAも完全に200MAを下振れた時には短期的なショーとエントリーを検討できる可能性もある。

下記のポイントでエントリーを検討するトレーダーは、できる限り小lotでリスクを抑えたトレードをすることをオススメする

エントリー:水平線71,230ドルを下振れ、1時間MAが下落展開を見せた時(66,000ドル付近)
利確:64,600ドルで反発されたとき
損切り::エントリー時の直近高値を実体で超えたとき

注目ニュース&相場一言アドバイス

短期トレーダーの売り決済が進む展開

本日の注目ニュースは「SECによるイーサリアム現物ETFの承認」である。

この承認によってビットコイン以外の仮想通貨にも安全性があることが全世界で認知される可能性が広がり、仮想通貨市場への資金流入が増加することも予測できるため、中長期的な上昇トレンドに期待が出来そうだ。

現在はまだ承認のみではあるものの、今後の取引所での取り扱いニュースなど、現実性のある情報が流れるとそれと同時に多くの投資家が好感を抱くため、このままビットコイン市場も最高値を更新していく可能性が高いだろう。

来週は大きな経済指標発表は予定されていないため、テクニカル目線での上昇・下落展開となりそうだ。

デリバティブ基本データ

取引高 +58.78% $77.66B
未決済建玉(OI) -5.33% $33.33B
オプションの出来高 -39.73% $625.97M
オプションの未決済建玉 +2.18% $10.24B
24時間の間に清算されたロング $60.15M
24時間の間に清算されたショート $14.01M

参照:https://www.coinglass.com/ja/currencies/BTC

ファンディングレート(FR)・未決済建玉(OI)分析

参照:https://www.coinglass.com/tv/Binance_BTCUSDT

ロングショート比率

24時間ロングボリューム +65.25% $33.87B
24時間ショートボリューム +78.25% $36.64B

参照:https://www.coinglass.com/ja/LongShortRatio