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ビットコイン半減期後は日足抵抗ライン越えがカギか

本日の記事では「半減期後にビットコインが大きく変動するのは何日後の可能性が高いか?」を基に今後の価格動向を分析する。

ビットコイン半減期1回目:2012年11月28日

・半減期当日:2012年11月28日
・急上昇した日:2013年1月11日
・急上昇までの経過期間:45日

ビットコイン半減期2回目:2016年7月19日

・半減期当日:2016年07月19日
・急上昇した日:2016年10月25日
・急上昇までの経過期間:98日

ビットコイン半減期3回目:2020年5月11日

・半減期当日:2020年05月11日
・急上昇した日:2020年07月24日
・急上昇までの経過期間:74日

これまでの過去データ分析

これまでの3つのデータから、今回の半減期後にビットコインの価格が急上昇するのは「半減期を迎えた50~100日後になる可能性が高い」と予測することができる。
今回のビットコイン半減期は2024年4月20日に行われたため、”2024年6月9日~7月30日”の間でビットコイン価格が急上昇する可能性がありそうだ。

過去3回の半減期データを見てみると、おおよそ50~100日後にビットコインの価格が急上昇する動きが確認できるため、今回の相場でもこのパターンが機能する場合は、先ほど記載した日時内での急上昇が確認できると予測。また、多くのアナリストによると、「数週間経てば、より大きなロングポジションの動きが確認できる」とも指摘されており、その判断を行う上で日足抵抗ライン72,290ドルライン突破による、高値更新がカギとなっているようだ。

これまでのビットコイン価格は、過去の半減期後に最高値を毎回更新してきた。今回もまた、多くの著名人が中期的な上昇相場になっていくことを予測しているため、多くの投資家は半減期後すぐにこれまでと同様の強気相場となっていくと考えていたようだ。しかし、実際に注目すべきタイミングは半減期直後ではなく、もう少し先の”2024年6月9日~7月30日”の間であると、多くの投資家が考察している。

今回は、これまでのデータを基に今後の展開を予測したが、半減期のみに期待を寄せすぎるのにもリスクがあるということを投資家は忘れてはならない。今後も引き続きファンダニュースを取り入れ、マクロ経済・地政学リスクなども考慮いた上での総合的判断が必要となるだろう。

ビットコインデータ分析

デリバティブ基本データ

取引高 -9.72% $49.90B
未決済建玉(OI) +1.18% $31.93B
オプションの出来高 -39.73% $625.97M
オプションの未決済建玉 +2.18% $10.24B
24時間の間に清算されたロング $8.60M
24時間の間に清算されたショート $11.40M

参照:https://www.coinglass.com/ja/currencies/BTC

ファンディングレート(FR)・未決済建玉(OI)分析

本日のデリバティブ基本データを見てわかるように、ビットコイン半減期前と比べてロング・ショート共に低いボリュームが確認できる。

ここ最近の相場では、65,750~67,210の間での短期トレーダーによる参入が確認出来てはいるが、中長期目的のロングを意識した買い勢力はいまだに様子を見せていない。

今月にかけてロングポジション数が大きく低下しており、相場の目線を下げていることが把握できている。しかし、今後もこのままロングポジション数が少ないまま、継続的な上昇相場が続いた際には、日足抵抗ライン72,790の更新による強いロング勢力の動きが確認できる可能性もありそうだ。

参照:https://www.coinglass.com/tv/Binance_BTCUSDT

ロングショート比率

24時間ロングボリューム +4.93% $22.42B
24時間ショートボリューム +2.41% $22.13B

参照:https://www.coinglass.com/ja/LongShortRatio

ビットコインテクニカル分析

BTC/USDT日足チャート

BTC/USDT4時間足チャート

BTC/USDT1時間足チャート

戦略まとめ

上昇シナリオ

本日の相場では、65,750~67,210でのレンジ相場が確認出来ており、短期トレーダー以外の投資家が半減期後の相場傾向を様子見していることが確認できる。

しかし、1時間足チャートのテクニカルでは、EMAの形が崩れることなく上向き継続が確認できるため、引き続きダウ理論による安値切り上げ後の直近高値実体越えでのエントリーが検討できそうだ。

エントリー:現在の直近安値65,980ドルを切り上げし、直近高値67,210ドルを超えたとき
利確:68,370ドルで強く反発された時
損切り:エントリー時の1時間足直近安値を実体で超えた時

下落シナリオ

本日の相場では、67,000ドルで反発されるレンジの展開が継続しているが、昨日に引き続き、売り勢力が集まる機会は少なそうだ。現在の相場では日足抵抗ライン72,290ドルが上昇を後押しする要因と予測されているものの、日足サポート60,320ドル越えによる売り勢力の拡大も予測されているため、この2本の日足ラインが今後の展開でカギとなりそうだ。

エントリー:1時間足200EMAを下回り、20・80EMAがともに下向きになった時
利確:62,100ドルで反発されたとき
損切り:エントリー時の直近安値ラインを実体で超えた時

相場一言アドバイス

本日の相場データを見てみると、両ポジションのボリュームが同様の値であることから、引き続き半減期後のリスクを懸念した様子見ムードが続いていることがわかる。

しかし、先ほども伝えたように、半減期後の大きな変動を期待した勢力待ちがある可能性も高く、それぞれのトリガーが日足抵抗&サポートラインを超える動きであると予測されているため、このどちらかを超えた時に大きな勢力が集まることが予測できる。

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