仮想通貨取引所FTX欧州部門がキプロス証券取引委員会からライセンスを取得

キプロス証券取引委員会が、仮想通貨取引所大手FTXに対して投資会社ライセンスを付与したことが明らかになった。これにより、同社欧州部門は欧州地域で適法に投資会社としてサービス提供を行うことが可能となる。

当該ライセンスが取得するための要件としては、顧客資金の分離及び保護、ビジネスの透明性、資本妥当性など、EUのMiFID II指令で概説されている複数の基準を満たすことが必要とされるところ、FTXはかかる基準を充足していた。FTX は、完全なMiFID IIライセンス下で仮想通貨取引所サービスを提供する唯一の企業ということになる。

今回の動きについて、FTXCEOを務めるSam Bankman-Fried氏は、「EU地域でライセンスを確保することは、世界で最も規制の厳しい取引所のひとつになるという目標を達成するための重要なステップです」とコメントしている。

FTXは、3月に同社欧州部門を立ち上げ。当該部門の主な拠点はスイスにあるほか、子会社はドバイ及びキプロスに拠点を置いている。
FTX
欧州部門の責任者であるPatrick Gruhn氏は、3月のインタビューで「FTXの目標はこの地域でトップの仮想通貨取引所になることである」と語っていたところ、かかる目標達成に向けて今回のライセンス取得は重要な一歩となる。

トレード戦略や投資の最新情報をサロン内にて配信中!!

>>オンラインサロンの詳細を見る >>Discordから入会する

この記事は「Crypto exchange FTX obtains European investment firm license」を参考にしています。