著名マクロ経済学者のルーク・グローメン氏がビットコイン(BTC)について肯定的な見解を示し、注目を集めている。
今週インタビューに応じたグローメン氏は、ビットコインを中心とした仮想通貨の将来性等について問われ、「米国はビットコインを脅威と見なすのではなく、ビットコインを積極的に採用することで利益を得る立場にある」との見方を説明した。。
「ビットコインを積極的に採用することで、米国はさらなる優位性を享受し、経済ブームを生み出すと同時に、中国やロシアなどの世界的な競争相手より優位に立つことができる可能性があります。(中略) 特に中国やロシアが金を山積みすることを選択した場合、ビットコインは米国の選択肢のひとつとなり得、そのシナリオは債券市場の「爆発」につながるでしょう。しかし…、現時点における米国の政策立案者はビットコインをドルに対する脅威とみなす傾向にあります。」
「ビットコインは米国の主権資産になる可能性があり、米国にとって非常に大きなプラスの資産になる可能性があります。(中略) 最終的に、米国はビットコインを既存の金融領域における脅威としてとらえる必要はなく…、実際には私たちがそれをどのように使用するかにかかっています。ビットコインの成長を単なるバブルとみなすべきではないと考えています。」
さらにグローメン氏は、ビットコインは政府の政策によって悪影響を受けるリスクに常に直面しているとの懸念点も指摘し、合理的な法規制整備の必要性も訴えた。
米国といえば、先日大統領ジョー・バイデン政権がデジタル資産に関する規制の枠組みを発表したことで仮想通貨業界から大きな注目を集めた。米国政府が仮想通貨に関連する法規制整備に取り組むことは業界にとっても大きな一歩であるものの、当該規制枠組みに対しては「仮想通貨の潜在的なマイナス面を強調しているのではないか」との批判も大きい。引き続き同国の仮想通貨に関する動きに注意を払いつつ、市場の動向を注視していきたい。
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この記事は「Macroeconomist: Bitcoin can benefit the U.S. in creating an ‘economic boom’」を参考にしています。
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著者: CoinPartner 編集部 kenta