現在仮想通貨市場では、DeFi(分散型金融)テクノロジーを用いたイーサリアム系トークンを中心に、アルトコインバブルが発生しつつある。
だが、セキュリティの専門家はこのアルトコインバブルの行く先に強い危機感をあらわにしている。
DeFiのトレンドに警鐘を鳴らしているのはブロックチェーンセキュリティスタートアップ、Quantstampの創設者でありCEOを務めるリチャード・マー氏だ。
マー氏はDeFiトークンについて、「魅力的な金利や送金コストの削減を約束しているが、その多くは依然としてセキュリティの面で不十分だ。DeFiユーザーの資金は脆弱性に晒されている。」と安全性の不足を指摘した。
また、マー氏はDeFiの安全性を特に重視する理由について、「分散型金融は不正な取引があったとしても、巻き戻しができない。そのため、事前に強固なセキュリティを確保しておくことがより重要だ。」と説明した。
一方でマー氏は、DeFiトークンの市場規模が1年間で7億ドルから20億ドルへと約3倍に成長した事実を「既存の金融システムに取って代わる可能性がある」とも評価している。
金融、特に現在流行のDeFiが扱う資産の貸し借りという分野は、信頼や安全性が非常に重要だ。
その課題をクリアすることは難しいが、もしクリアできれば、仮想通貨経済は更に新たなステージに進むことができるだろう。
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この記事はcointelegraphの「Security Is the Biggest Challenge for DeFi’s Continued Growth, Says Exec」を参考にしています。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner