アラブ首長国連邦がリップル(XRP)を電子決済サービスとして使用開始

アラブ首長国連邦(UAE)でリップル(XRP)を使った電子ウォレットサービス「Payit」が開始されるとUAEのニュースサイトGULF NEWSが伝えた

先日、リップル社との提携を発表したマネーグラム社がUAE銀行やアブダビ第一銀行と協力し、「お金の電子化」を推進する。

Payitを使えば個人間送金、請求書の支払い、外国送金など従来、銀行が担ってきたサービスをスマートフォンのみで行うことができ、手数料を最小限に抑えられる。

UAEの住人であれば誰でも使えるため、社会的・経済的な理由から金融サービスを受けられなかった人々も利用できる。

 

現在、同国では75%以上の決済が現金で行われているが、Payitはこれを全て電子決済に置き換えることを目標としている。

将来的にはビジネスでの決済や保険金の支払いにも使われる予定となっており、UAEの経済活動が丸ごとリップル社の経済圏に取り入れられることになる。

UAEは中東地域で第4位の経済規模を誇り、2019年の実質GDP経済成長率は3.5%の見通しと高成長を維持している。

Payitが浸透すればリップル(XRP)の存在感はますます大きくなりそうだ。