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【指標発表】米9月雇用統計|利上げ観測後退の中、ビットコインは9月高値の更新なるか

2026年10月2日 16:17  Arai Yu

※この記事には広告・PRが含まれます

本日10月2日(金)21:30に、米国の9月雇用統計が発表されます。

雇用統計は、非農業部門雇用者数や失業率、平均時給から米国の労働市場の状況を示す指標です。FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策を左右するため、発表直後は米金利やドル相場とともに、ビットコインも大きく動きやすくなります。

今回はFRBが9月に3年ぶりの利上げに踏み切ってから初めての雇用統計です。前回8月分は雇用者数が予想の3倍近い16万2000人増となり、9月の利上げを後押ししたとされています。

今週は10月の追加利上げ観測が大きく揺れました。週初には約7割まで高まっていましたが、NY連銀のウィリアムズ総裁が利上げを急がない考えを示し、水曜の8月PCE物価指数も予想を下回ったことで、3割前後まで低下しています。今夜の雇用統計は、この見方を裏づけるのか、それとも覆すのかを決める材料となります。

ビットコイン、米PCEの下振れで一時8万5600ドルまで上昇|10月の利上げ確率は37%に低下

雇用統計(9月)の前回値と予想

日付 重要度 時刻 イベント 前回 予想
10/2(金) ★★★ 21:30 雇用統計(9月)
・平均時給(前月比)
・非農業部門雇用者数
・失業率
0.3%
162K
4.1%
0.3%
89K
4.1%

今回の焦点は非農業部門雇用者数です。前回の16万2000人増から8万9000人増への減速が予想されています。予想並みに鈍化すれば、前回の強さは一時的だったとの見方が広がり、低下した利上げ観測を支える形になります。ただし水曜発表のADP雇用統計は9万人増と予想の7万人を上回っており、民間雇用の底堅さもうかがえます。

失業率は4.1%、平均時給(前月比)は0.3%と、いずれも前回から横ばいの予想です。賃金の伸びが加速すればインフレ圧力が意識されやすいため、雇用者数が予想並みでも平均時給の上振れには注意が必要です。

ビットコインへの影響

予想を上回った場合

雇用者数が再び10万人を大きく超えるなど労働市場の強さが確認されれば、後退していた10月の利上げ観測が再び強まります。米長期金利の上昇とドル高を通じて、ビットコインには下押し圧力がかかりやすくなります。前回の発表時には、直後の5分間でビットコインが1.8%下落しました。

注目ライン:8万5000ドルを割り込むと、今週の上昇の起点となった8万3000ドル台前半までの押し戻しが視野に入ります。

予想を下回った場合

雇用の減速が確認されれば、10月の利上げ見送り観測が一段と強まります。金利低下・ドル安を通じてリスク資産に資金が向かいやすく、ビットコインには追い風となります。ただし雇用者数がマイナスに沈むなど景気後退への懸念が強まる内容では、一時的に売りが先行する可能性もあります。

注目ライン:9月の高値8万7400ドル付近を上抜ければ、8万8000ドル台が視野に入ります。

発表前に注目したいビットコインのラインとは

BTC/USDT 時間足チャート

ビットコインは8万6000ドル台で推移しています。PCE後に一時8万5650ドルまで上昇したものの、米長期金利の再上昇で押し戻されました。その後、米10年債利回りが1日に5.34%と24年ぶりの高水準をつけて反落すると、ビットコインも上げ足を速め、9月下旬から上値を抑えてきた8万5000〜8万5600ドルの価格帯を上抜けています。

市場では、フランス国債の急落を受けて米国債とビットコインに逃避的な買いが入ったとの指摘もあります。またオンチェーン分析のGlassnodeは、8万5000ドルを超える水準の売り注文が消化され、上値の売り圧力が大きく減ったと分析しています。

上値の目安は9月の高値8万7400ドル付近です。下値では、上抜けたばかりの8万5000ドルが支えとして機能するかが最初の確認点となり、割り込めば8万3000ドル台前半まで押し戻される可能性があります。

発表直後は米金利とドルの反応を受けて値動きが大きくなりやすいため、ポジション管理には十分な注意が必要です。

参考元:investing
画像:shutterstock

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