ビットコイン(BTC)は10月2日午前8時時点で8万4750ドルと、前日同時刻から1.27%高です。24時間高値は2日3時35分の8万5274ドル、24時間安値は1日17時35分の8万3186ドルでした。
米10年債利回りは1日23時に5.342%と24年ぶりの高水準をつけたあと反落し、2年債利回りも大きく下がりました。米金利の低下とともにBTCは上げ足を速め、3時35分に8万5274ドルまで上昇しています。
本日21時30分には9月の米雇用統計が発表されます。
値動きの振り返り

BTC/USDT 30分足チャート
BTCは1日15時に8万4420ドルまで上げたあと、16時台は出来高1434BTCを伴って8万3322ドルまで下げ、17時35分に24時間安値8万3186ドルをつけました。22時25分にも8万3400ドルまで売られています。
23時5分に8万3553ドルまで下押ししたあと上昇に転じ、0時5分の5分足は一時8万4744ドルまで上げたものの、出来高907BTCを伴って8万3890ドルまで押し戻されました。2時15分から上げ足を速め、2時45分に8万5079ドル、3時35分に24時間高値8万5274ドルをつけています。
24時間の出来高は1万7123BTC、値幅は2.49%です。出来高が最も多かったのは0時台の2236BTCで、2番目の16時台1434BTCの1.56倍でした。ETHは0.60%高、XRPは0.32%高、SOLは0.14%高で、BTCの上昇率が最も大きくなっています。コインベース・プレミアムは-30.51ドルと前日の-58.84ドルからマイナス幅が縮み、恐怖・貪欲指数は74「Greed」でした。
相場を動かした背景
米10年債利回りが24年ぶり高水準から反落
世界的な債券売りが続き、米10年債利回りは欧州時間の16時台に5.34%まで上がりました。BTCも16時台に下げ、17時35分に24時間安値8万3186ドルをつけています。23時に発表された9月のISM製造業景況指数は54.5と予想の55.0を下回りましたが、仕入れ価格の指数は77.9と予想の72.3を上回り、発表直後に10年債利回りは5.342%と2002年4月以来、24年ぶりの高水準をつけました。
ただ、利回りはその直後から下がり始め、2時30分には5.205%まで低下しました。2年債利回りも4.887%から4.746%まで下がり、10年債利回りの上昇は7日で止まっています。ロイターは、高水準の利回りに買い手が入ったと報じました。BTCは23時5分の8万3553ドルを底に上げに転じ、米金利の低下とともに3時35分に8万5274ドルまで上昇しています。
金利の低下が進んでいた2時30分には、FRBのジェファーソン副議長の講演が公表されました。副議長は「9月の会合以降、利回りは期間を問わずさらに上昇した」としたうえで、「同僚と私は独自の判断を下す必要があり、それには時間がかかるかもしれない」と述べ、インフレには上振れリスクがあるとの見方も示しています。CMEのフェドファンド先物に基づく10月の利上げ確率は約28%と、前日の約36%、1週間前の約76%から下がりました。米株は序盤の下げから切り返し、S&P500が0.19%高で引けています。
ビットコイン(BTC)テクニカル分析
週足では、今週の足が始値8万4472ドル、高値8万5650ドル、安値8万2563ドルで未確定です。価格8万4750ドルは20週線7万0732ドル、50週線7万7733ドル、200週線6万6177ドルを上回り、100週線8万9757ドルだけが上方にあります。RSIは61.8、MACDのヒストグラムは+2802.5と先週の確定値2785.9をわずかに上回っています。
日足チャート

日足では、価格が20日線8万1703ドル、50日線7万7721ドル、100日線7万0557ドル、200日線7万1359ドルをすべて上回っています。RSIは64.5です。MACDラインは2048.9とシグナル2167.5を下回ったままですが、ヒストグラムは30日の足で-121.7と確定し、9時に確定する1日の足は-118.6とマイナス幅がわずかに縮んでいます。
ボリンジャーバンドは7万4611〜8万8796ドルで、価格は中心線より上にあります。安値は9月28日の8万2563ドル、29日の8万2776ドル、30日の8万2956ドル、10月1日の8万3186ドルと4日続けて切り上がりました。1日の足は始値8万3624ドル、高値8万5274ドルで、8時時点では8万4750ドルと陽線になっています。
50日線と200日線の差は6362ドルで、ゴールデンクロスの状態が続いています。上値メドは9月30日の高値8万5650ドル、その上はバンド上限8万8796ドルで、下値メドは20日線8万1703ドルです。MACDラインがシグナルを上回り直すかどうかが日足の焦点です。
4時間足チャート

4時間足では、価格が20期間8万3759ドル、50期間8万3988ドル、100期間8万2336ドル、200期間8万0387ドルをすべて上回っています。ただし20期間線は50期間線を下回ったままです。RSIは59.5です。
1日21時からの足は安値8万3400ドルから高値8万4744ドルまで上げ、出来高4789BTCと24時間で最大でした。2日1時からの足は8万5274ドルまで上げたあと8万4675ドルで引け、599ドルの上ヒゲを残しています。MACDはライン121.1がシグナル-16.5を上回り、ヒストグラムは15.6から34.2、61.3、108.5、137.6と4本続けて増えました。
ボリンジャーバンドは8万2828〜8万4691ドルで、幅は2.22%と前日の2.33%から縮みました。価格はバンド上限をわずかに上回っています。上値メドは24時間高値8万5274ドル、その上は8万5650ドルで、下値メドは50期間8万3988ドル、その下は20期間8万3759ドルです。
1時間足チャート

1時間足では、価格が20時間線8万4167ドル、200時間線8万3984ドル、50時間線8万3884ドル、100時間線8万3742ドルをすべて上回っています。一目均衡表では転換線8万4413ドルが基準線8万4230ドルを上回り、価格は雲8万4213〜8万4407ドルの上にあります。遅行スパン8万4750ドルも26本前の8万3674ドルを上回り、三役好転がそろいました。
MACDラインは244.1でシグナル175.3を上回っていますが、ヒストグラムは3時台の104.7をピークに68.8まで縮んでいます。RSIは61.4です。ボリンジャーバンドは8万3328〜8万5005ドルで、幅は1.99%と前日の2.54%から縮みました。
サポートは転換線8万4413ドルと雲の上限8万4407ドル、基準線8万4230ドルと雲の下限8万4213ドル、20時間線8万4167ドル、200時間線8万3984ドルです。レジスタンスはバンド上限8万5005ドル、2時45分の高値8万5079ドル、24時間高値8万5274ドル、その上が9月30日の高値8万5650ドルです。
デリバティブ動向
OI清算
先物の建玉はBinanceで9万6981BTC、24時間で1556BTC増えました。22時台に777BTC、0時台に534BTC、1時台に927BTC増え、24時間高値をつけた3時台に930BTC減っています。
資金調達率は1日9時が0.0080%、17時が0.0046%、2日1時が0.0070%と、プラスの小さな水準で推移しています。上昇の途中で積み上がった建玉の一部は、高値のあとに整理されました。
清算ライン

ロング・ショート比率は1日18時の1.467から2日8時に1.038まで下がりました。上位トレーダーの建玉比も17時の2.094から8時の1.911に下がっています。価格が上がる途中で売り持ちの口座が増えており、建玉の増加と合わせると、上昇に逆らう売りが積み上がったとみられます。
上値では24時間高値8万5274ドルを上抜けると、売り持ちの買い戻しにつながる可能性があります。下値では雲の下限8万4213ドルと200時間線8万3984ドル、その下の24時間安値8万3186ドルが意識されます。
ETF
米現物BTC ETFの9月30日分は1億4870万ドルの流出で確定しました。FBTCが1億2560万ドル、BITBが1360万ドル、IBITが950万ドルの流出で、9月17日から9営業日続いた流入が止まりました。10月1日分は主要銘柄が未報告です。7〜9月期の流入は約63億ドルで、シティは9月30日付のリポートで、ETFへの資金流入の再開などを理由にBTCの12カ月目標を8万2000ドルから11万3000ドルに引き上げたと報じられました。
オプションは本日17時の満期が3万1044BTC、想定元本26.3億ドルで、プット・コール比率は1.03、マックスペインは8万2000ドルです。満期は21時30分の米雇用統計の前に迎えます。
本日のデイトレ注目材料
本日の焦点は21時30分の9月米雇用統計です。非農業部門雇用者数は9万人増(前回16.2万人増)、失業率は4.1%、平均時給は前月比0.3%増の予想です。10月の利上げ確率は約28%まで下がっており、結果次第で米金利とBTCが再び大きく動く可能性があります。
17時にDeribitのオプション満期、18時にユーロ圏の9月消費者物価指数の速報(予想3.6%、前回3.2%)があります。23時には8月の製造業受注が発表され、ローガン・ダラス連銀総裁が講演します。
上抜けシナリオでは、2時45分の高値8万5079ドルと24時間高値8万5274ドルを上抜ければ、9月30日の高値8万5650ドルが視野に入ります。下抜けシナリオでは、雲の下限8万4213ドルを割り込むと200時間線8万3984ドル、さらに4時間足の20期間線8万3759ドルを試す展開です。当日見るべきラインは、上値8万5274ドルと下値8万4213ドルです。
まとめ
2日のBTCは8万4750ドルと、前日同時刻から1.27%高でした。欧州時間に米10年債利回りが上がった場面では8万3186ドルまで下げましたが、23時のISM発表後に10年債利回りが24年ぶりの高水準5.342%をつけて反落すると、米金利の低下とともに3時35分に8万5274ドルまで上昇しています。
2年債利回りも4.746%まで下がり、10月の利上げ確率は約28%に低下しました。1時間足では一目均衡表の三役好転がそろい、日足では安値が4日続けて切り上がっています。
短期の焦点は、8万5274ドルの上抜けか8万4213ドル割れかです。本日21時30分の米雇用統計が米金利をどちらに動かすかが、次の分かれ目になります。
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