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上位足抵抗での反発によって下げる展開に

本日の相場では、先日の65,200ドルでの反発による売りシナリオが確認できた。その後は一時的な下げが継続したものの、現在は取引高からもわかるように、多くの投資家による様子見ムードが継続し、それを表すかのような横ばいが続いている。

しかし、これまでもUS時間での値動きが活発であったことなども確認できているため、本日の夜中からの売り優勢の展開に期待ができる。65,200ドルでの上ヒゲ反発から少し時間が経過しているが、現在も引き続き短期足でのダウ理論による高値切り下げによるエントリーは間に合うだろう。

次の項目で説明しているように、ビットコイン半減期後の大きな上昇が発生する可能性は50日以降の為、半減期から約10日が経過している現在では、あまり大きな相場変動には期待ができない。しかし、今後は何かしらの要因で相場が大きく動くため、引き続きファンダなどのインプットが必要となる。

これまでの過去データ分析

これまでの3つのデータから、今回の半減期後にビットコインの価格が急上昇するのは「半減期を迎えた50~100日後になる可能性が高い」と予測することができる。
今回のビットコイン半減期は2024年4月20日に行われたため、”2024年6月9日~7月30日”の間でビットコイン価格が急上昇する可能性がありそうだ。

これまでのビットコイン価格は、過去の半減期後に最高値を毎回更新してきた。今回もまた、多くの著名人が中期的な上昇相場になっていくことを予測しているため、多くの投資家は半減期後すぐにこれまでと同様の強気相場となっていくと考えていたようだ。しかし、実際に注目すべきタイミングは半減期直後ではなく、もう少し先の”2024年6月9日~7月30日”の間であると、多くの投資家が考察している。

半減期後の値動きなどに関する詳細情報は、画像と共に下記の記事で紹介しているので、中期的上昇を期待している方は確認してみてください。

ビットコインデータ分析

デリバティブ基本データ

取引高 -6.03% $67.31B
未決済建玉(OI) -1.65% $30.73B
オプションの出来高 -39.73% $625.97M
オプションの未決済建玉 +2.18% $10.24B
24時間の間に清算されたロング $33.50M
24時間の間に清算されたショート $23.77M

参照:https://www.coinglass.com/ja/currencies/BTC

ファンディングレート(FR)・未決済建玉(OI)分析

本日のロング・ショート比率から確認できるように、現在も引き続き多くの投資家による様子見の姿勢が継続している。また、OIのボリュームが先日と変わらないことから、中期トレーダーが上位足の上・下振れによる大きな変動を狙っているとも推測できる状況だ。

参照:https://www.coinglass.com/tv/Binance_BTCUSDT

ロングショート比率

24時間ロングボリューム +13.04% $30.72B
24時間ショートボリューム +4.56% $30.78B

参照:https://www.coinglass.com/ja/LongShortRatio

ビットコインテクニカル分析

BTC/USDT日足チャート

BTC/USDT4時間足チャート

BTC/USDT1時間足チャート

戦略まとめ

上昇シナリオ

本日の相場では、午前中に先日の下落相場を調整する動きが確認できたが、その後は”先日のシナリオ”で伝えたように、1時間足の200EMAと転換ラインが重ねる65,200ドルで長い上ヒゲを残し、再度下落傾向に入った。

ここまでの値動きを見てみると、ロングのエントリータイミングがないように見えるが、1時間足チャートのテクニカルを見てみると、200EMAの曲線具合が少しづつ水平に戻してきているため、今後もコツコツと上昇相場が継続していけば、65,200での買い戻しの動きにも期待が出来そうだ。

先日の下落相場を調整する短期的な上昇であれば、それを予測し、狙うことができたが、本日の相場は上下に不安定な動きを見せているため、短期的な取引でも中々狙いにくい展開が継続しそうだ。

エントリー:1時間足200EMAを上振れし、65,200ドルで反発されたとき
利確:67,150ドル
損切り:エントリー時の直近安値を実体で超えた時

下落シナリオ

本日の相場は、先日のシナリオ通りに値動きが進み、65,200ドルでの上ヒゲ反発後に、1時間足200EMA+4時間足80EMAのマイナス方向を意識した下落の動きが確認できた。

しかし、午後になると売り勢力の勢いが落ち着き、ビットコイン半減期後で相場が様子見の影響から投機的なポジションが低下しているかを示すように、横ばいの相場が継続している。

現在のテクニカルを見てみると、引き続き売り優勢の展開が確認できることに加え、これまでの激しい値動きはアメリカ時間から開始されていたことから、夜中時間からは売り勢力の強い動きに期待が出来そうだ。

エントリー:1時間足抵抗65,150ドルにタッチ後、30分足チャートで安値切り下げしたとき(64,700ドル付近)
利確:4時間足サポート62,150で反発されたとき
損切り:30分足チャートで、過去の抵抗65,150ドルを実体越えしたとき

相場一言アドバイス

今週の相場を振り返ってみると、65,750~67,150ドルでのレンジ相場や一時、レンジ下振れによる売り圧力の動きが確認できたものの、その後の横ばいが継続したことなど、”多くの投資家が相場を様子見している・待機していることによる、投機的なポジションの低下”が見られた。

来週の動きとしては、ビットコイン半減期から約10日が経つものの、これまでの過去データを基に考えると、引き続き多くの投資家による様子見の姿勢が継続しそうだ。

短期トレーダーはレンジ相場での短期的な利益に期待ができるものの、1時間足などでのトレンドフォローを今後も狙っていく場合は”60,300~72,800ドル”での上下振れの動きに注目する必要がある。

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