カザフスタン規制当局が仮想通貨に係る既存フレームワーク強化を提案へ

カザフスタンの規制当局である「アスタナ金融サービス庁(以下「AFSA」という)」が、既存の仮想通貨取引フレームワークを改善するための取り組みを行っていることが明らかになった。

AFSAによる既存フレームワークの分析は、仮想通貨取引所の継続的な監督に関連する問題を浮き彫りにし、「体制内の矛盾、非効率的な規定、不確実な定義」などの課題が明らかにされた。
これを受け、AFSAは、ガバナンス、違法行為、顧客の資金の保管、決済など、さまざまな面でリスク軽減策を導入することを推奨している。具体的には、既存フレームワークの修正に関し、AFSAはいくつかのオプション、すなわち、既存のフレームワーク形式を維持しつつ、上記課題点に焦点を当てたフレームワークを開発すること、仮想通貨取引所を多国間取引施設として扱うことなどが、推奨されている。

今回の取り組みについて、AFSAは、以下のように説明している。

「これは、仮想通貨取引の開発を妨げることなく、消費者保護のための高い基準を備えた、より明確で、便利かつ効率的なバランスの取れたフレームワークを作成することに役立ちます。」

カザフスタンと仮想通貨、CBDCとの関係性

カザフスタンは、世界最大級のビットコイン(BTC)マイニング先のひとつである。

カザフスタン中央銀行が、2023年にCBDCを立ち上げ、2025年末までに機能を段階的に拡張して商業運用に導入することを推奨したことでも注目を集めている。

また、202210月には、BinanceCEOであるChangpeng “CZ” Zhao氏が、カザフスタンのCBDCが、仮想通貨取引によって構築されたブロックチェーンであるBNBチェーンと統合されることも明らかにされていた。

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この記事は「Here’s how Kazakhstan aims to enhance its legacy crypto trading framework」を参考にしています。