イーサリアム(ETH)の競合カルダノが2023年に向けて赤熱したスタートを切る中、カルダノ(ADA)の分散型金融(DeFi)アクティビティが急騰している。

カルダノのDeFiアクティビティが36%急上昇

DeFiトラッカーのDeFi Llamaによると、本稿執筆時点でCardanoのTVL(total value locked)は6597万ドル(約87億円)で、CardanoのTVLが4850万ドル(約64億円)だった1月1日からおよそ36%増加した。

ブロックチェーンのTVLは、そのスマートコントラクト内に保有される総資本を表している。

TVLは、ネットワークにロックされた担保の量と資産の現在価値を掛け合わせることで算出される。

Cardanoの分散型アプリケーション(DApp)のトップは、マルチプール型分散型取引所(DEX)のMinswapだ。

ロックされている価値の総額は2726万ドル(約36億円)で、MinswapはCardanoブロックチェーン上のTVLの41%以上を占めている。

Cardano上で2番目に著名なDAppはIndigoで、分散型合成物取引プラットフォームで、TVLは1135万ドル(約15億円)となった。

3番目は、自動マーケットメーカー(AMM)DEXのWingRidersで、TVLは1,087万ドル(約14億円)だった。

IndigoとWingRidersの両社は、過去1カ月でTVLが約25%増加している。

CardanoのTVLは価格の急上昇が関係している

CardanoのTVLの急上昇は、価格の急上昇を密接に反映している。

ADAは本稿執筆時点で0.322ドル(約43円)前後で取引されており、12月31日以降31%以上上昇している。

時価総額で8位の仮想通貨は、2021年9月に記録した史上最高値からまだ90%近く下落している。

\無料アプリを使って/

仮想通貨のニュースを逃さずチェック