4月にビットコインを法定通貨とした中央アフリカ共和国が、独自の仮想通貨「サンゴコイン」についてイベントで説明した。

サンゴコインは同国のインフラ近代化などの目的で使用されることになる。

サンゴコインによる「新しい時代」がすぐそこに

中央アフリカ共和国のフォースタン=アルシャンジュ・トゥアデラ大統領は日曜日に開催されたイベントで、同国独自の仮想通貨となる「サンゴコイン」について「中央アフリカ共和国における次世代の通貨となるだろう」と語った。

トゥアデラ大統領は「サンゴコイン・ジェネシス・イベント」と銘打たれたこのイベントの中で、ビットコインと仮想通貨の活用計画について明かしている。

大統領によると、サンゴコインは「中央アフリカ共和国の天然資源への入り口」として機能するという。中央アフリカ共和国は6月の初め、金・鉄・石油・ダイヤモンド等の天然資源をトークン化する計画をサンゴ・プロジェクトの一環として発表している。

同国には、サンゴコインを利用して仮想通貨ベースの経済を構築するねらいがある。計画の一部には、近代的なインフラ及び施設を備えた金融天国となる「仮想通貨島(crypto island)」の建設も含まれている。

昨今の仮想通貨市場の弱気相場にもかかわらず、中央アフリカ共和国は仮想通貨に対する強気な姿勢を崩していない。仮想通貨を積極的に活用していく同国の考えに変わりはないようだ。

サンゴ・プロジェクトの公式ページでは、「新しい時代の始まり」という文言と共にカウントダウンが進んでいる。

カウントダウンは7月5日の午前4時(日本時間)に向かって進んでおり、この時間にサンゴコインがローンチされるとみられる。

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