ギリシャ元財務大臣で経済学者であるヤニス・バルファキス氏がビットコインを非難している。
一方で同氏はブロックチェーンなどの技術に関してはこれからの社会に重要なものであると考えている。

ビットコインは法定通貨に取って代わることはない

ギリシャ元財務大臣で経済学者であるヤニス・バルファキス氏がビットコインや中央銀行デジタル通貨(CBDC)について自身の考えを語っている。
ビットコインなどの仮想通貨に関しては、先日欧州中央銀行のラガルド総裁が価値のない資産だとして投資を控えるように忠告していた。
バルファキス氏はラガルド総裁に同調し、日常に使用できる通貨ではないと述べている。

「交換手段」という点では、彼女(ラガルド総裁)の言うとおりです。
仮想通貨を日常的に使用している人はほとんどいないでしょう。
ビットコインなどのほとんどのユーザーにとってのその価値は、投機という目的を果たすものです。

そして、同氏はそのような性質を持つビットコインなどの仮想通貨が法定通貨に取って代わることはないと考えている。

私は、ビットコインのような仮想通貨が法定通貨に取って代わることはないと思っています。
そうすべきではないし、そうなれば悪夢となるだろう。

一方でバルファキス氏はブロックチェーンのような技術を持たない中央銀行は、デジタル通貨が主体となる世界で取り残されると確信している。
中国の中央銀行はすでに独自の中央銀行デジタル通貨(CBDC)の導入に着手して効果を実感しており、国際貿易をより便利にするためなら他国も追随するとの見方を示している。

欧州中央銀行はデジタルユーロへの移行を望んでおり、それを実行する動機付けがあります。
もしそうしなければ、中国のデジタル通貨に遅れをとることになるからです。

そして同氏は、ブロックチェーンがCBDCの中で重要な技術である理由を説明している。

ブロックチェーンを推奨する理由は、中央銀行がどれだけのお金を作り出したかを我々が知らないまま流通できないように、システム内にどれだけのお金があるのかを知ることができるように透明性を持たせるためです。

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この記事はFinbold.comの「Former finance minister of Greece says Bitcoin replacing fiat money would be ‘a nightmare’」を参考にして作られています。