英国当局がコンプライアンス報告にブロックチェーン採用、着実に進む仮想通貨規制にも注目

英国の金融行動監視機構(以下「FCA」という。)及びイングランド銀行は、規制・コンプライアンス報告を処理するためにブロックチェーンネットワークを採用することを発表した。
今回両機関がブロックチェーン技術を導入する主な狙いは、規制・コンプライアンスチェックのコストを削減する点にある。

FCAの最高経営責任者を務めるNikhilRathi氏は、今回の動きについて以下のように語った。

「私たちはイングランド銀行と協力してデジタル規制報告のイニシアチブに取り組んでいます。ブロックチェーン及びAPIテクノロジーを介して企業間と接続し、機械可読で実行可能な規制を実装することで、コンプライアンスチェックをほぼリアルタイムかつ低コストで完了することができます。」

英国で進む仮想通貨規制「投資家保護を確保する」との方針

昨今、英国内では仮想通貨・デジタル通貨に関連する規制が強化されつつある。

FCAとしては、仮想通貨に対して完全に否定的な見解を示しているわけではないものの、以前には「投資家保護の確保を目指す」との姿勢を公表した他、FCAのチャールズ・ランデル会長が「明確な規制はユースケースの成長を促進する可能性がある」と主張するなど、仮想通貨規制に関する取り組みを行うことを示唆する発言を繰り返していた。

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この記事は「https://beincrypto.com/fca-bank-england-blockchain-regulatory-reporting/」を参考にしています。