ビットコイン採掘の難易度が7月から31%上昇

世界の採掘者がより多くの能力を蓄積している中で、ビットコインの取引量が回復し続けるにつれて採掘の難易度は7月以来31%上昇している。

※ビットコインの採掘難易度は、ビットコインブロックを採掘する難しさを反映するように設計された指標。難易度が高いほど、取引の検証や新しいコインの採掘に、より多くの計算能力が必要となる。

難易度の調整は、2,016ブロックごと、つまり約2週間ごとに行われる。ビットコインは、目標とするブロックタイムを10分に保つために自己調整するようプログラムされているためである。

ビットコインネットワークは、採掘難易度の調整を行い、3.2%上昇して19兆近い難易度となった。今回の調整により、ビットコインの採掘難易度は7月中旬から5回連続で急上昇し、難易度レートは2020年6月以来の最低難易度から31%以上上昇している。

今回の調整は、ビットコインに対する世界的な環境や社会の懸念に加え、中国が仮想通貨の採掘を取り締まる中、4回連続で難易度が低下したことを受けたものである。

現在のビットコインの採掘難易度は、5回連続で調整されているものの、2021年5月の記録を超える過去最高水準にはまだ遠く及ばない。

ビットコイン採掘の需要が高まっている仮想通貨業界。取引量の増加とともに難易度も上昇していくことだろう。だが一方で、環境や社会に対する配慮も重要な要素となる。これからも、ビットコイン採掘と難易度の関係について注目していきたい。

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この記事はCOINTELEGRAPH「Bitcoin mining difficulty surges 31% since July」を参考にして作成されています。