「損切りは恥だが役に立つ」

仮想通貨市場は現在大きく価格を下げており、イーサリアム(ETH)に至っては前日同時刻比で-19%もの暴落となっている。

価格が大きく下がっている現状では、今まで以上に損切りの重要性が際立ってくる。損切りをすることは資産を増やすうえで最も重要だといっても過言ではない。時には相場から逃げることも自分の役に立つのだ。

本記事では損切りの大切さをもう一度学ぼうというコンセプトのもと損切りについて徹底的に解説している。

この記事を読むことでもう一回、損切りの重要性を理解してみてほしい。

損切りとは

そもそも、損切りとは何なのだろうか?

損切りとは、自分の資産が減るのを防ぐために損失額の少ない段階で処分することを指す。

例えば、出した損失が10%で損切りを行うことができれば、それを取り戻すために必要な利益率は11.11%で済む。しかし、出した損失が90%に到達するまで損切りを行うことができなければ、取り戻すために必要な利益率は900%まで及ぶのだ。

利益を出すことと同等以上になるべく損を減らすことが重要だと理解できただろう。

なぜ損切りができないのか

ではなぜ人は損切りをすることができないのだろうか。

それはプロスペクト理論が関係している。プロスペクト理論とは利得の喜びと損失の悲しみでは後者の方が大きく感じるという理論だ。つまり、最初に自分がした判断ミスを認めることは恥なのだが、それができずに感情的に損切りすることから逃げているのだ。

損切りが出来ない人は、「実はまだこれから価格が上がるのではないか」「今損切りをすると損失が出てしまう」などと期待心理や欲望が邪魔をしており、いつしか逃げるタイミングを失ってしまう。

いつまでも利益を狙い続けるのではなく、いかに損失を少なくすることができるのかに切り替えて投資が出来るようにならないといつまでたっても損切りをすることはできないのだ。

損切りのコツとは

損切りのコツは主に3つある。いずれもなるべく感情を排除しようとするやり方である。

1つ目は損切りをルール化して、そのルールを必ず守ることだ。ルール化をすることで機械的に損切りができるようになり、損切りのタイミングを逃すことなく、無駄な損失を出す可能性を少なくすることができる。

2つ目は損切りラインの目安を決めることだ。損切りをルール化する際に、具体的に損切りをするための損失額を決めておくことが重要になってくる。「この値まできたら損切りをする」と明確な損切りポイントがあることにより、損失額が大きくなってから慌てて損切りをする必要がなくなる。

3つ目は逆指値注文を使用することだ。逆指値注文は、買いの場合は「ある価格以上になったら買い」、売りの場合は「ある価格以下になったら売る」というシステムになっている。これにより、相場が想定通り動かなかった場合でも損失を一定範囲に抑えることができ、投資家の感情に左右されることなく損切りを行うことができる。

まとめ

ここまで損切りの重要性について解説してきた。ぜひ損切りをうまく活用することで無駄な損失を省き、自分の資産を守ってもらいたい。

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