世界最大級の仮想通貨データサイトCoinGeckoのCOO(最高執行責任者)であるBobby Ong氏は、ビットコインが今年中に10万ドル(約1090万円)に到達すると考えている。
同氏はMicroStrategyやTeslaの参入、Coinbaseの上場などで機関投資家からのビットコインの需要が更に高まると述べている。

ビットコインは今年中に10万ドルに到達する

CoinGeckoのCOOであるBobby Ong氏は、ビットコインの10万ドル(約1090万円)到達に自信を持っている
CoinGeckoは世界最大級の仮想通貨データサイトで、7年以上にわたって仮想通貨市場の分析を提供している。
同社は仮想通貨の価格や時価総額に加えて様々な指標を分析しており、多くの仮想通貨投資家に活用されている。
今回、Ong氏はTheStreetのインタビューで、機関投資家の更なる購入が促進されてビットコインの価格が上昇していくと語っている。

機関投資家がビットコインに投資し始めたので、ビットコインが10万ドルに達することは今年中に起こる可能性が非常に高いと思います。
特にMicroStrategyとTeslaによって、企業のインフレヘッジの手段としてビットコインを保有することを示したのは、他の企業に対して門戸を開いてくれたと思います。
今では、すべてのCFOがビットコインを研究しており、投資戦略としてビットコインを提案することは、もはやキャリアの自滅行為とはみなされていません。
また、近日中に予定されているCoinbaseの新規株式公開では、Coinbaseの価値が約1,000億ドルになる可能性があるため、機関投資家の間でビットコインの購入が促進される可能性が高いと考えられています。

また、同氏は仮想通貨に新たに投資する人に対してはビットコインとイーサリアムを薦めておりNFT(非代替性トークン)についても注目していると述べている。

初めて仮想通貨市場に参入するなら、まずはビットコインとイーサリアムについて学ぶことをお勧めします。両者の価値を理解した後は、これらのプロジェクトの多くが非常に革新的で、価値ある金融サービスを提供していることから、分散型金融の領域を調べることを検討してもよいでしょう。
NFTは、クリエイティブ業界を根底から覆すだけでなく、デジタルIDやゲーム業界などで、よりクリエイティブな使い方を可能にします。
何十年もの間、芸術の力は出版社の手に委ねられてきましたが、今こそアーティストが自らの作品のコントロールを取り戻す時です。

一方で同氏は、最近の価格高騰によって仮想通貨のリスクが十分に伝わっておらず、個人投資家は仮想通貨を購入する前にホワイトペーパーやプロジェクトのユースケースなどに目を通すべきだと警告している。

コインパートナーの見解

Ong氏が指摘するシナリオは十分にあり得ると考えている。ビットコインは価値の保存手段として注目されており、Ong氏も触れているようにTesla社やマイクロストラテジー社など直近でも機関投資家の参入が相次いでいる。

さらに、Tesla社のビットコインで車を購入できるというニュースは、これまでデジタルゴールドとしての存在が際立っていたのに対して、今後は通貨としての利用価値が高まる可能性がある。
また、米資産運用大手FidelityもビットコインETFを申請しており、ビットコインへの期待感がうかがえる。

現状の上昇はバブルであろう。しかし、この仮想通貨バブルがはじけるのは各国が金融引き締めを行うタイミングであり、今年中はまだまだバブルが継続する可能性が十分にあり得る。バブルが継続した場合、機関投資家が参入し続けビットコインが10万ドルまでたどり着くことになっても驚くことはない。

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この記事はZyCryptoの「CoinGecko’s COO Expects Bitcoin To Reach $100k With These Factors In Play」を参考にして作られています。