ビットコイン(BTC)は10月5日午前8時時点で8万6428ドルと、前日同時刻から1.95%高です。24時間高値は5日7時15分の8万6686ドル、24時間安値は4日8時50分の8万4708ドルでした。
週末に価格を動かすニュースは見当たらないなか、週明けの米国先物の取引が始まった7時前後に上げ足を速め、7時15分に8万6686ドルまで上昇しました。上昇した6〜7時台に建玉は2068BTC減っており、売り持ちの買い戻しが進んだとみられます。
本日23時に9月の米ISM非製造業景況指数、8日3時にFOMC議事要旨が公表されます。
値動きの振り返り

BTC/USDT 30分足チャート
BTCは4日8時50分に24時間安値8万4708ドルをつけたあと、14時台までは8万4708〜8万4925ドルの狭い範囲で推移しました。15時台から水準を切り上げ、19時台に8万5428ドルまで上げたあとは、5日4時台まで8万5094〜8万5574ドルで推移しています。
5時30分から上げ足を速め、6時10分の5分足は出来高185BTCを伴って8万6066ドルまで上昇しました。7時の5分足は出来高262BTCを伴って8万5865ドルから8万6200ドルまで上げ、7時15分に24時間高値8万6686ドルをつけています。7時30分の5分足では8万6245ドルまで押し戻され、8時は8万6428ドルでした。
24時間の出来高は1万BTCを下回る8097BTC、値幅は2.33%です。出来高が最も多かったのは5日7時台の1219BTCで、2番目の4日8時台919BTCの1.33倍でした。ETHは1.65%高、XRPは2.16%高、SOLは1.68%高です。コインベース・プレミアムは-5.01ドルと2日の-30.51ドルからマイナス幅が縮み、恐怖・貪欲指数は65「Greed」でした。
相場を動かした背景
週明けの取引開始とともに売り持ちの買い戻し
週末には、BTCの価格を動かすニュースは見当たりませんでした。米国の株価指数先物と原油先物の取引が始まった5日7時、BTCは5分で335ドル上げ、7時15分に8万6686ドルをつけています。S&P500先物は金曜の終値7776.5を上回る7781.5で始まり、原油先物は91.77ドルで始まったあと91.05ドルに下げ、金曜の終値91.26ドルから大きくは動いていません。
上昇した6時台に建玉は944BTC、7時台に1124BTC減り、2時間で2068BTC減っています。価格が上がる中で建玉が減っており、売り持ちの買い戻しが上昇を後押ししたとみられます。上位トレーダーの建玉比も6時の1.756から7時に1.812へ上がりました。
ビットコイン(BTC)テクニカル分析
週足では、9時に確定する今週の足が始値8万4472ドル、高値8万7220ドル、安値8万2563ドルで、8時時点では8万6428ドルです。価格は20週線7万0815ドル、50週線7万7767ドル、200週線6万6186ドルを上回り、100週線8万9774ドルだけが上方にあります。RSIは63.2、MACDのヒストグラムは+2909.6と先週の確定値2785.9から増えています。
日足チャート

日足では、価格が20日線8万2879ドル、50日線7万9045ドル、100日線7万1306ドル、200日線7万1538ドルをすべて上回っています。RSIは68.4です。MACDラインは2007.9とシグナル2078.0を下回ったままですが、ヒストグラムは3日の足で確定した-156.1から、9時に確定する4日の足では-70.1へとマイナス幅が縮んでいます。
ボリンジャーバンドは7万6419〜8万9340ドルで、価格は中心線より上にあります。安値は9月28日の8万2563ドルから10月4日の8万4720ドルまで、7本の足で毎日切り上がっています。4日の足は始値8万4754ドル、高値8万6686ドルで、8時時点では8万6428ドルと陽線になっています。
50日線と200日線の差は7507ドルで、ゴールデンクロスの状態が続いています。上値メドは2日の米雇用統計後につけた高値8万7220ドル、その上はバンド上限8万9340ドルで、下値メドは20日線8万2879ドルです。MACDラインがシグナルを上回り直すかどうかが日足の焦点です。
4時間足チャート

4時間足では、20期間8万5125ドル、50期間8万4345ドル、100期間8万3911ドル、200期間8万1003ドルが上から順に並ぶ上昇の配列で、価格はすべてを上回っています。RSIは68.3です。
5日5時からの足(未確定)は8万5396ドルから8万6686ドルまで上げ、出来高2328BTCと直近の4本で最大です。MACDはライン363.0がシグナル272.3を上回り、ヒストグラムは-0.6から8.0へプラスに転じたあと、21.7、90.8と広がっています。
ボリンジャーバンドは8万3941〜8万6309ドルで、幅は2.78%と2日の2.22%から広がりました。価格はバンド上限を上回っています。上値メドは24時間高値8万6686ドル、その上は8万7220ドルで、下値メドは20期間8万5125ドル、その下は50期間8万4345ドルです。
1時間足チャート

1時間足では、20時間線8万5305ドル、50時間線8万4955ドル、100時間線8万4826ドル、200時間線8万4349ドルが上から順に並び、価格はすべてを上回っています。一目均衡表では転換線8万5890ドルが基準線8万5622ドルを上回り、価格は雲8万4681〜8万5554ドルの上にあります。遅行スパン8万6428ドルも26本前の8万4750ドルを上回り、三役好転がそろっています。
MACDラインは265.4でシグナル164.3を上回り、ヒストグラムは101.1まで広がっています。RSIは84.8と、70を大きく上回る買われ過ぎの水準です。ボリンジャーバンドは8万4573〜8万6037ドルで、幅は1.72%と2日の1.99%より狭く、価格は上限を上回っています。
サポートは転換線8万5890ドル、基準線8万5622ドル、雲の上限8万5554ドル、20時間線8万5305ドルです。レジスタンスは24時間高値8万6686ドル、2日の高値8万7220ドル、その上が週足のバンド上限8万7481ドルです。
デリバティブ動向
OI清算
先物の建玉はBinanceで9万6507BTC、24時間で799BTC減りました。4日8時台に622BTC増え、9時台に862BTC減ったあと、15時台に563BTC増えています。5日6〜7時台の2068BTCの減少で、24時間ではマイナスに転じました。
資金調達率は4日9時が-0.0013%、17時が0.0035%、5日1時が0.0038%と、上昇前の時点ではゼロ近辺で推移しており、買い持ちに大きく偏った状態ではありませんでした。
清算ライン

ロング・ショート比率は4日15時の1.230から5日8時に1.050まで下がり、口座の数では売り持ちが増えています。上位トレーダーの建玉比は5日2時の1.755から7時に1.812へ上がっており、上位トレーダーは買い持ちを増やしています。
上値では24時間高値8万6686ドルを上抜けると、売り持ちの買い戻しが続く可能性があります。下値では転換線8万5890ドルと基準線8万5622ドル、その下の雲の上限8万5554ドルが意識されます。
ETF
米現物BTC ETFの10月1日分は1億0270万ドルの流入で確定しました。IBITが1億9560万ドルの流入、FBTCが6070万ドル、GBTCが3140万ドルの流出です。2日分はIBITが未報告の暫定値で3170万ドルの流入となり、9月28日〜10月2日の週は8290万ドルの流入でした。
オプションは本日17時の満期が2762BTC、想定元本2.39億ドルで、マックスペインは8万5000ドルです。9日17時の満期は2万0512BTC、想定元本17.76億ドル、プット・コール比率は1.21で、マックスペインは8万4000ドルです。
本日のデイトレ注目材料
本日の焦点は23時の9月米ISM非製造業景況指数で、予想は55.7、前回は55.4です。8日3時には、利上げを決めた9月会合のFOMC議事要旨が公表されます。2日の9月米雇用統計は2.9万人増と予想の9万人増を下回っており、議事要旨では追加利上げをめぐる議論が焦点になります。
ストラテジーのセイラー会長が4日に購入を示唆する投稿をしたと報じられており、週明けの購入発表の有無も注目されます。17時にはDeribitのオプション満期を迎え、7〜8日にはシンガポールで暗号資産の大型カンファレンス「TOKEN2049」が開かれます。
上抜けシナリオでは、24時間高値8万6686ドルを上抜ければ、2日の高値8万7220ドル、その上は週足のバンド上限8万7481ドルが視野に入ります。下抜けシナリオでは、転換線8万5890ドルを割り込むと基準線8万5622ドル、さらに雲の上限8万5554ドルを試す展開です。当日見るべきラインは、上値8万6686ドルと下値8万5890ドルです。
まとめ
5日のBTCは8万6428ドルと、前日同時刻から1.95%高でした。週末に価格を動かすニュースは見当たらないなか、週明けの米国先物の取引開始とともに上げ足を速め、7時15分に8万6686ドルまで上昇しています。上昇した6〜7時台に建玉は2068BTC減っており、売り持ちの買い戻しが進んだとみられます。
日足では9月28日から安値が毎日切り上がり、4時間足と1時間足は移動平均線が上昇の順に並んでいます。一方、1時間足のRSIは84.8と買われ過ぎの水準です。
短期の焦点は、8万6686ドルの上抜けか8万5890ドル割れかです。本日23時のISM非製造業景況指数と、8日3時のFOMC議事要旨が、週明けの買い戻しに続く動きを左右する可能性があります。
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