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トランプ氏、異例の格闘技イベントが仮想通貨の宣伝場に|利益相反の指摘も浮上

2026年6月15日 15:09  Arai Yu

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ドナルド・トランプ米大統領が6月14日にホワイトハウス南庭で開いたUFCイベントで、Trumpファミリー関連企業World Liberty Financialのステーブルコイン「USD1」がファイター向けボーナスの支払い手段に使われることが明らかになりました。

会場のオクタゴンには複数の暗号資産(仮想通貨)企業のロゴが掲出され、イベント全体が暗号資産の販促空間として機能する構図も鮮明になりました。トランプ氏自身がUFC親会社TKO Group Holdings株を保有していることも判明しており、公的施設での開催と私的な利害の近接が改めて問われています。

USD1でボーナス支払い、オクタゴンは暗号資産ブランドで埋まる

UFCは今回のホワイトハウス大会で、一部ファイターへのボーナスをUSD1で支払う予定です。対象となるボーナスは25万ドル規模のプールの一部とされ、法定通貨ではなくTrumpファミリー関連のステーブルコインが使われる点が異例です。

ステーブルコインは米ドルなど法定通貨に価格を連動させる設計の暗号資産です。価格変動が大きいビットコインなどと比べ、受け取りや送金の手段として使いやすい半面、今回のように発行体と政治権力が近い場合は、決済インフラそのものが宣伝媒体になる性格を帯びます。

会場内の露出も目立ちます。オクタゴンにはVeChain、Polymarket、Stake、Crypto.comなど暗号資産関連企業のロゴ掲出が予定され、試合の中心にあるケージ周辺がブランド訴求の場になります。スポーツスポンサーは珍しくありませんが、今回は支払い手段と広告露出が同時に暗号資産企業へ集中しており、単発の協賛より踏み込んだ構図になっています。

ホワイトハウスで開かれるイベントで、ファイター報酬の一部と視覚的なブランディングの双方に暗号資産が組み込まれることで、政治空間と民間の暗号資産事業がほぼ同じ舞台に並ぶ形になりました。暗号資産市場にとっては、利用場面の拡大というより、発行体やスポンサーの認知を一気に押し上げる大型プロモーションに近い意味合いを持ちます。

参考元:theguardian
画像:shutterstock

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