「ビットコイン先物」はご存じでしょうか?

2017年12月にアメリカの大手取引所CBOEとCMEに上場したことで機関投資家などの流入も期待され大きく話題になりました。

今回はビットコイン先物の仕組みや特徴を現物取引と比べてわかりやすく解説しました。

​また、ビットコイン先物ができる取引所も伏せて紹介しています。

この記事があなたのビットコイン投資の助けになれば幸いです。

​ビットコイン先物とは? 

ビットコイン先物について解説する前にまずは先物取引とはどういうものなのか簡単に解説します。​

そもそも先物取引とは? 

先物取引とは将来の取引をあらかじめ現時点で約束する取引のことです。つまり、現時点では購入する日と値段、数量の約束だけをしますが取引は行われません。実際に取引が行われるのは約束された期日です。

先物取引をするメリットとしては現時点の価格で買うことを約束するため将来起こる価格変動のリスクを抑えることができます。

また、将来の価格を予想した上で上がると思えば買い、下がると思えば売りから取引することができます。

そんな先物取引には主に商品先物取引と金融先物取引の2種類があります。

商品先物取引

​商品先物取引では実際に商品(農産物や貴金属、鉱工業材料等​)を取引します。代表的なものだと金や原油、大豆などです。

一般的に約束の期日が来ても本物の商品を受け取ることはなく、反対売買による差金決済により損益を計算します。

金融先物取引 

​金融先物取引では金融商品を取引します。代表的なものだと日経平均指数先物や債権先物などが挙げられます。日経平均先物は商品が株価指数という実体のないものなので決済はすべて差金決済となります。

ビットコイン先物は金融先物取引

ではビットコイン先物はどういうものなのでしょうか?

ビットコイン先物も​ビットコインの将来の価格を予想した上で現時点の価格で取引の約束をします。金融先物取引と同様に約束期日が来ても現物を受け取ることはなく反対売買による差金決済により損益を計算します。

ビットコイン先物は2017年12月にアメリカの大手取引所であるCBOEとCMEに上場​したことで一気に投資商品として注目されました。

また、先物取引の価格は現物取引の価格に影響を与えることから、先物取引をしない投資家にも重要な投資商品となっています。

ビットコイン先物の特徴を現物取引と比較して解説 

ではそんなビットコイン先物の特徴をビットコインの現物取引と比較して解説します。ビットコインの現物取引とは実際のビットコインを売買することです。

決済期日がある

先物取引には「限月」と呼ばれる決済期日があります。​取引開始後、限月までは自由に売買が可能ですが、限月が来ると先物取引は終了します。したがって限月までに反対売買の差金決済をしなければなりません。

投資家は限月までに取引を終了させないと強制的にあらかじめ決められている「清算値」で決済が執行され損益が確定してしまいます。

限月には以下の三種類の期限があります。

  • 一週間先物(次の金曜日までに決済)
  • 二週間先物(来週の金曜日までに決済)
  • ​四半期先物(3,6,9,12月の最終金曜日までに決済)

投資家はどのくらいの期間ポジションを持つのか考慮して参加することができます。​

現物取引にはこのような決済期日はありません。一度購入したら延々に持ち続ける事もできます。

​チャートが異なる

​ビットコイン先物の市場と現物取引の市場は違うため先物市場と現物市場の値動きはある程度異なってしまいます。

例えば大手国内取引所であるbitFlyer(ビットフライヤー)の先物市場のチャートを見てみましょう。

上は二週間先物の12時間足チャートです↑

下は現物取引の12時間足チャートです↓

よく見るとチャートが異なる部分があります。

これは先物市場の投資家と現物市場の投資家の取引行動が違うために起こります。

ですが、決済期日である限月に近づくと先物市場の投資家は必ず反対売買を行うため先物価格は現物価格に近づきます。


レバレッジをかけられる

​ビットコイン先物ではレバレッジをかけることができます。レバレッジとは少ない資金で大きな取引を可能にするものです。例えば10万円の資金でレバレッジ20倍かけると200万円の取引をすることができます。現物取引では自分の資金以上のビットコインは購入することができません。

その点、先物取引は現物取引に比べて大きな利益を狙うことができるようになりますが、そのかわり逆に損失も大きくなってしまう可能性があります。

レバレッジ倍率は取引所によって違い、bitFlyer(ビットフライヤー)ではレバレッジ15倍までの取引が可能です。

仮想通貨のレバレッジ取引について詳しくは下記の記事で解説しています↓↓

「仮想通貨のレバレッジ取引ってどんなものだろう」、「仮想通貨のレバレッジ取引で一儲けしたい!」なんて考えている方は多いではないでしょうか?実際にレバレッジ取引を得意として大きな利益を上げている人はたくさんいます!レバレッジ取引の仕組みをしっかりと理解して、ポイントを押さえながらトレードし、最終的には利益を上げる。こうなればとても理想的ですよね!この記事を読めば仮想通貨のレバレッジ取引の「仕組み」・「儲けるためのポイント」さらには「おすすめの取引所」までしっかりと知ることが出来ます!この記事を読みレバレッジ取引で資産を増やしましょう!レバレッジ取引にはGMOコインがおすすめ!目次仮想通貨のレバレッジ取引とは儲かる!レバレッジ取引のメリットレバレッジ取引の注意点仮想通貨のレバレッジ取引で儲けるポイント取引所比較のポイントおすすめの取引所6選!まとめ仮想通貨のレバレッジ取引とはまずはレバレッジ取引の仕組みをしっかりと理解しましょう。レバレッジ取引と現物取引の違い仮想通貨のレバレッジ取引とは実際に現物を売買するわけではありません。まず現物取引では、実際に仮想通貨を購入して、価格が上がったら保有している仮想通貨を売ることで利益を得る仕組みになっています。さらに現物取引では、保有している仮想通貨を送金や決済の手段として実際に使用することが可能です。しかしレバレッジ取引は現物取引とは全く違います。レバレッジ取引は、まず仮想通貨を売買したと仮定して、決済する際にその差額の資金をやりとりするという仕組みになります。ですからかならず決済する際は注文とは逆の売買をしなければならないということになります。まだピンと来ていない方もいると思うので、具体的に説明していきます。たとえば1BTC=90万円のときに買い注文を入れて1BTC=100万円のときに売り注文を出したとします。このときの利益はもちろん10万円ということであっているのですが、実際にビットコインを保有することはなく、注文時の差額である10万円のみが実際の手元に残るという仕組みになっています。この性質からレバレッジ取引は差金取引とも言われます。そのためBTCの買い注文をしたとしても、かならず同じ量の売り注文をしなければならないため、BTCを送金や決済に使うことが出来ません。あくまでも買った仮定、売った仮定での取引となっていますこのよう

 

ロスカットがある 

先物取引では証拠金を取引所に預け入れてその証拠金にレバレッジをかけて取引を行います。これを証拠金制度といいます。

証拠金制度では証拠金に対して取引の評価損益の割合を証拠金維持率として求められます。この証拠金維持率がある一定の割合を下回ると、取引所によって強制的に決済され損失が確定してしまい、このことをロスカットといいます。

bitFlyerでは証拠金維持率が50%を下回るとロスカットが発生し、損失が確定してしまいます。

例えば、証拠金が10万円のレバレッジ10倍で100万円のビットコインを買った場合、このビットコインの値段が100万円から95万円に下がると評価損益はー5万円となり証拠金維持率は50%でロスカットが発生してしまいます。

また、証拠金10万円のレバレッジ20倍で100万円のビットコインを買った場合、ビットコインの値段が100万円から97.5万円に下がると評価損益はー5万円でロスカットとなってしまいます。

つまり、レバレッジを高く掛けるほどロスカットになってしまう可能性は高くなってしまいます。レバレッジをあまり掛けないほうが得策と言えるでしょう。

現物取引ではロスカットされることはなく、いくらビットコインの値段が下がっても強制的に決済が行われることはありません。

追証がある場合がある 

追証とは追加証拠金の略で​、ある一定の証拠金維持率を下回ると証拠金を維持するために追加の証拠金を求められる制度です。

相場が回復し証拠金維持率が元に戻ると追証を支払う必要はありません。

ただ、相場の急変動によりロスカットが間に合わず、証拠金の額を上回る損失が発生した状態でロスカットが執行されることがあります。

このような場合は相場が回復したとしてもロスカットにより損失が確定されてしまっているため追証を支払う義務が発生します。

こちらが今年1月の暴落でのロスカットにより450万円の追証が発生した例です。このように相場が急変するとロスカットが間にあわず追証による借金を背負うことがありますので注意が必要です。

ビットコイン先物ができる国内取引所を紹介 

​ビットコイン先物取引ができる国内取引所を2つ紹介していきます!

ビットフライヤー(bitFlyer)

​ビットフライヤーはビットコイン取引量・ユーザー数・資本金​日本一を誇る人気な仮想通貨取引所です。

また、セキュリティー性能はとても高く過去には世界一にもなったことがあります。そしてスマホアプリはとても使いやすく直感的に操作ができるため初心者にもおすすめできる取引所です。

そんなビットフライヤーではビットコインの先物取引をすることができます。

ビットフライヤーの先物取引では最高レバレッジ15倍まで可能で証拠金維持率が80%を下回ると追証が発生してしまいます。またロスカットは証拠金維持率が50%を下回ると発生します。

最高レバレッジ​​15倍
​ロスカット証拠金維持率50%未満
​追証​証拠金維持率80%未満

ビットフライヤーの公式ホームページはこちら!

※只今ビットフライヤーは金融庁からの業務改善命令を受けて新規の口座開設を停止しています。

bitbank Trade

​bitbank Tradeはbitbank.ccのFX(Futures Exchange)専用取引所で、先物取引を日本で一番最初に実現した取引所です。

bitbank Tradeでは現物取引はできないので先物取引に特化した上級者向けの取引所と言えるでしょう。

最大レバレッジは20倍まで可能で証拠金維持率20%下回った場合​強制ロスカットとなります。

しかし、bitbank Tradeには追証がありません。したがって、入金した証拠金以上の損失を被ることはありません。その点ビットフライヤーよりは安心して先物取引をすることができるでしょう。

最高レバレッジ​​20倍
​ロスカット​証拠金維持率20%未満
​追証​追証はなし

bitbank Tradeの公式ホームページはこちら

ビットコイン先物ができる海外取引所を紹介 

​ビットコイン先物の取引高はほとんどが海外取引所であるため下記で紹介するCBOECMEの決済期日には相場が大きく変動することが多く、多くの投資家から注目を集めています。

実際に海外取引所を使用することはおすすめできませんが、決済期日を把握する上でもCBOEとCMEの2つの取引所を紹介します!

CBOE 

COBEはシカゴ・オプション取引所の略で、アメリカのシカゴにある世界有数のデリバティブ取引所です。​2017年12月11日からビットコイン先物の取引が開始されました。​​

CBOEの次の決済期日は次のようになっています​↓↓

特に四半期先物の決済期日には相場が大きく動くことがあるため01/16/2019には注意が必要です。​

最低取引数量は1BTCで最大レバレッジは2.27倍ですので最低必要証拠金は0.44BTCが必要となります。0.44BTCを日本円にすると約31万円ほどです。日本の取引所と比べるとビットコイン先物を始めるには多額の資金が必要になってきます。

CBOEの公式ホームページはこちら!


​​CME 

CMEはシカゴ・マーカンタイル取引所の略で世界有数の先物取引専用の取引所です。2017年12月18日からビットコイン先物の取引が開始されました。​

CMEの次の決済期日は次のようになっています。

四半期先物の決済期日である28/12/2018には相場が大きく動くことがあるので注意が必要です。

CMEの最低取引数量は5BTCで最大レバレッジは2.86倍ですので最低必要証拠金は1.75BTCが必要となります。1.75BTCを日本円にすると122万円ほどです。

CMEはCBOEよりも多額の資金がないとビットコイン先物取引をすることはできません。


CMEの公式ホームページはこちら

まとめ​

​いかがでしたでしょうか?今回はビットコイン先物の特徴を詳しく解説しました。

ビットコイン先物には現物取引とは全く違った特徴が多くありました。特にレバレッジをかけられる点は大きく利益を得る可能性がありますが、その分損失も大きく追証によって借金を背負ってしまう可能性もあります。

また、現物取引をする方にも先物取引の決済期日には相場が大きく動くことがありますので注意が必要です。

コインオタクではビットコイン先物をする際は追証がなく高レバレッジがかけられるbitbankTradeをおすすめしています!

bitbank Tradeの公式ホームページはこちら!