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PIVX(ピヴクス)とは、ビットコインとDASHをベースに作られた、匿名性とマイクロトランザクションに優れた分散型のプラットフォームであり、様々な分野での応用が見込まれている暗号資産(仮想通貨)の一つです。
100倍になったのは、元の価格が安かったところにDashの高騰につられたところが大きいと思います。匿名性の高い通貨として今後も高騰していく可能性も全然あると思っています。
匿名性にすぐれているため、犯罪を助長することにつながりやすく、国単位で規制される可能性があります。ですが暗号資産(仮想通貨)は国際的なものなので国単位での規制では暗号資産(仮想通貨)の規制はあってないようなものだと思っています。
これは匿名性のある通貨全てに言えることですが、匿名性を保つためにはどうしても1つのトランザクションの大きさが大きくなってしまい、いざ通貨として使おうとすると、一つのブロックで書き込めるトランザクションの数が少なくなってしまい、処理されないトランザクションが多くなってしまいます。今これはビットコインでも起こっていることで、匿名性を保ちつつスケーラビリティーの問題を解決できればビットコインに変わる存在になるかもしれません。
暗号資産(仮想通貨)名 | PIVX(ピヴクス) |
トークンの単位 | PIV |
公開日 | 2016年2月1日 |
供給上限 | なし |
マイニング承認システム | PoS(Proof of Stake)※ |
ブロック生成速度 | 60秒 |
※基本はコインを持っている割合に応じてマイニングの難易度を下げるというものです。
coin joinとゼロ知識証明を使っていて匿名性が高いです。
coin joinというのは、複数の送信情報を一回ある場所に集めて、それを混ぜてから受信者に分配することで受信者と送信者のつながりがわからなくなり、誰が誰に送ったかがわからなくなります。下記画像でいうとABCDさんがいくら払っていくら受け取ったのかはわかるが、、A→B、C→Dの送金情報はわかりません。これがcoin joinの仕組みです。
ゼロ知識証明というのは「それが真実であることの中味を一切示すことなく、真実であることを証明する」という内容のものです。これを暗号資産(仮想通貨)で表すと、「誰がいくら送ったのかはわからないが送信されたことは確認できる」という感じです。つまりブロックチェーンを見ても誰も何もわからないということです。
まずはじめにビットコインの決済について説明します。まず、ある意味ではビットコインでも瞬時の決済は可能です。ですがトランザクションの伝達速度の影響でノードによって別のブロックができた時に、同時にマイニングが行われると、フォークと言ってブロックチェーンが分かれてしまいます。この時に先にマイニングされて6個ブロックが繋がった方が正しいブロックと認識されて正しくない方のブロックに書かれていて、かつ元のブロックに書かれていなかったトランザクションはキャンセルされます。なので正確にはビットコインの決済はすぐ行われるが、キャンセルされる可能性があるということです。
しかし、PIVXでは、マスターノードネットワークにより、マスターノード間の伝達が即座に行えるので、マスターノードごとに別のトランザクション内容のブロックができてフォークが起こる、といったことが起きづらくなります。そのため、トランザクションがキャンセルされる可能性がとても低く、瞬間の決済が可能です。
まず最初に取引以外でPIVを得る方法をあげようと思います。
1.マスターノードを運用する
2.マイニングの報酬
3.コミニティをサポートする(※Q&Aで後述)
ここで1と2についてはマスターノードが増えすぎもせず減りすぎもしないように、マスターノード全員が持っているコインの割合に応じてブロック報酬の分配が変化します。マスターノード全員が持っているコインの割合が多くなればマスターノードに与えられる報酬が減って、マイナーへの報酬が増えます。逆にマスターノード全員が持っているコインの割合が少なくなればマスターノードに与えられる報酬が増えて、マイナーへの報酬が減ります。シーソーシステムと言って、このシステムによって中央集権的になりすぎないというメリットがあります。
上で述べたように決済が一瞬でできるのでビットコインに対しての優位性があります。決済においてPIVXがビットコインに対して向いているところは、匿名性と速さで、即座の決済ができるということは細かい取引をたくさん行うことができます。また匿名性という意味でも決済の履歴が自分たちしかわからないので向いていると言えます。
現状有名な匿名性のある通貨に対してcoin joinとゼロ知識証明によって取引額、送信者、受信者の情報を明かすことなく取引ができ、ブロックチェーンからそれを確認できないので、現状有名な匿名性のある通貨(Monero,Dash)に比べても理論上はかなり匿名性に優れています。これはかなり大きなことで匿名性があるということは取引情報が見えないということなので代替性が優れているとも言えます。代替性についてはbytecoinの記事に詳しくかいてあります。詳しくはこちらを見てください。
Bytecoinを皆さんはご存知ですか?匿名性の高い暗号資産(仮想通貨)としてMoneroやDASHが有名だが実は世界発の匿名性暗号資産(仮想通貨)はbytecoinなのです!そんなBytecoinの今後をコインパートナーが考察してみます!
マスターノードを持っている人はマスターノードを持っているだけでコインをもらえるし、PoSなのでコインを多く持っている人がより多くのコインをもらえる可能性が高いです。そのため一部の人たちがPIVを多く持つことになり、実質的には中央集権になる可能性があります。
これは匿名性のある通貨全てに言えることですが、匿名性を保つためにはどうしても1つのトランザクションの大きさが大きくなってしまい、いざ通貨として使おうとすると、一つのブロックで書き込めるトランザクションの数が少なくなってしまい、処理されないトランザクションが多くなってしまいます。今これはビットコインでも起こっていることで、匿名性を保ちつつスケーラビリティーの問題を解決できればビットコインに変わる存在になるかもしれません。
コインパートナーではスケーラビリティ問題について紹介した記事もありますのでこちらもご覧ください!
ビットコインの値動きにも大きく影響し、ビットコインの分裂騒動にも大きく関係しているスケーラビリティ問題ですが、実際に何がそんなに騒がれるのか、わかっていない方も多いのではないでしょうか。詳しく知らない方でもわかりやすいように解説します!
大量のPIVを用意することで大量のマスターノードを大量に作ることができ、その結果送金情報などを自由に書き換えることができるようになります。ただ、それを行うには莫大な資金が必要な上、不正をして大量のPIVを入手してもその価値が落ちて結果損をすることになるので大量のマスターノードを作るインセンティブがありません。
コインパートナーとしてもかなりおすすめ出来る取引所です。
海外の取引所で世界的にとてもメジャーな取引所です。手数料に関しても日本の取引所に比べて安く、0.25%となっています。扱っているコインの数も日本の取引所に比べてはるかに多く、これもBittrexのメリットと言えるでしょう。ただ、海外の取引所なので英語が苦手な方は使うのが難しいかもしれません。
Yobitの特徴としては、まず、取り扱い通貨の数がとても多く、Yobitでしか扱っていないアルトコインもたくさんあるのでマイナー通貨の取引に向いていると言えます。また、かなり特徴的なことなのですが、Yobitでは毎日無料でコインをもらえます。しかもマイナー通貨だけでなくDashやBTCをもらえる可能性もあります。もう一つの特徴としては、ダイスというギャンブルゲームが存在し、コインの数を増やすことができます。しかし、問題点として運営会社が不明です。これはめちゃくちゃ危ないことで取引所にある通貨がなくなっても文句は言えません。このデメリットさえなければかなりいい取引所だと思いますが、かなりハイリスクだと思います。
公式で出しているウォレットです。メリットとしてはandoroid版のアプリも出していて、利便性に優れています。また、秘密鍵の管理も自分で行えるのでセキュリティも強固なものと言えるでしょう。
これはwalletが他にないので仕方なく、という感じです。セキュリティがあまり強くないので基本的にはオススメしたくないのですが、もし使うなら、二段階認証やパスワードを強固にするなどして、セキュリティを強固して使いましょう。
マスターノードの運用には担保として10,000 PIV必要になります。またマスターノードではブロック生成ごとに運用費としてPIVが与えられます。coin joinのミクシングもマスターノードが行っています。また、マスターノードには開発資金の用途の投票権が与えられます。これも中央集権になりうる原因になるでしょう。
先ほども述べましたが取引以外でPIVを得る方法は以下の3つです。
1.マスターノードを運用する
2.マイニングの報酬
3.コミニティをサポートする
1.2については説明しましたのでここでは3.コミニティをサポートするについて説明します。PIVXでは開発、マーケティングやカスタマーサポートにおいてPIVXに貢献すると報酬としてPIVをもらうことができます。PIVXの活動をサポートしたい場合にはSlackまたはフォーラムを通して連絡をしてみましょう。
PIVXは新たに出てきた匿名性の高い通貨としてかなり高い匿名性をもっているので今後あがっていく可能性は全然あると思います。不安要素としては現状Dashの値段が落ちているところからもわかるように、匿名性通貨の需要がそんなに高くないんじゃないかという点です。この原因としてはやっぱりスケーラビリティの問題が大きいんじゃないかなと思います。今後どんな開発がされるかわかりませんがスケーラビリティの問題を解決できたらビットコインに変わっていくこともあり得るので、動向はチェックしておきましょう。
コインパートナーでは他の通貨についてもたくさんの記事を書いています。ぜひそちらも参考にしてみてください!!
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