20日20時現在のビットコイン価格は1,070,500円。前日同時刻と比べて-5.23%の暴落を見せた。
18日に底の厚さを確認し藍色の上昇支持線に反発する形で価格を上げてきたビットコインだったが、本日6時に5%を超える暴落を見せた。
「水色線突破後に下落する」という筆者の予想が再び的中する形となったが、「ピンク線(110.6万円)まで下落する」という予想は大きく外れ、なんと青線(108.3万円)を下抜けするまでに至った。
現在のチャートでは藍色支持線と青線との間でアセンディングトライアングルを形成しているように見えるが注意が必要だ。
下図のBitFlyerチャートでは、17日の安値に対し直近の暴落時安値が上回っている。
しかしBinanceやBitMEXを筆頭に他取引所では17日安値を大きく下回り、長い下ヒゲをつけている。
為替では円安が続いているため、ビットコイン/日本円のBitFlyerが特殊な状況になったことも考えられる。
今後は単一の取引所を参考にしていると痛い目にあうかもしれない。
(参考 TradingViewのBTCJPYチャート 1時間足)
・上昇のシナリオ
他取引所で藍色線に該当するトレンドラインを大きく下回ったとはいえ、このラインが実際に支持線として意識されている場合、アセンディングトライアングルがそのまま上昇を後押しするだろう。
昨日の分析記事ですでに記載の通り、12日付近で高値掴みをしてこれまで損切りを行えていなかったロング層が一刻も早い段階で決済を行いたかったことは明確だ。
そうした層の売りによって今回の暴落が発生した場合、すでに水色線付近での売り圧力は弱いことが予想され、今後再び急騰していく可能性はあるだろう。
水色線での天井がないとするならば、黄色線を突破することも考えらえる。
・下降のシナリオ
藍色を実体で下回った状態がしばらく続けば、長期トレンドの終焉も懸念される。
その場合、強力な支持線である黄緑線を意識したいところだ。
このラインで反発・再上昇を見せる可能性は非常に高く、安易にショートエントリーを行うのは危険が伴うかもしれない。
・筆者の見解
今回の暴落は
①12日付近で高値掴みをしたロング層の決済
②17日前後にロングを入れてきた層の利確
だと考えられる。
今回の暴落で①の層の多くはいなくなったと考えらえるが、懸念となるのは②の層である。
今後膠着状態が長引き、②の層が弱気目線になれば損切り多発による一時的な下落も考えられる。
藍色線を中心にどのように上昇していくのか、注意しながらエントリーを行なっていきたいところだ。
(ここに記載された見解は著者のものであり、必ずしもコインパートナーの見解を反映するものではありません。すべての投資にはリスクが伴うため、意思決定の際には独自に調査を実施する必要があります。)
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner