こんにちは、コインパートナーです。6月9日週のビットコイン(BTC/USDT)相場分析と展望をお伝えしていきたいと思います。
ビットコインは6月5日から6日にかけて急落し、一時100,000ドルを破れるかと思われました。しかしながら、下落の並行チャネル下限で反発し、買いの勢いが強く下落を全戻しし、チャネル上限を突破するまでの上昇を見せました。結果的に急落したことで、上昇への弾みをつける形となりました。チャネル突破後も強く上昇を見せておりますが、このまま上昇し続けるのか?その場合意識される価格帯はどこか?について詳しく開設していきたいと思います。
現在は今週のビットコインの中期的なトレンドを形成させる重要な局面にきています。先週の急落で反発したポイントは丁度緑の並行チャネル下限でした。そこから珍しい形で押し目を作らずに全戻しするという強さを見せたビットコイン。チャネル上限を見事に突破しました。そして現在は頂点から引けるトレンドラインに押し戻されております。このトレンドラインは、過去サポート・レジスタンスとして機能している106,800ドルの平行線と重なります。そのため106,800ドルを突破できるかどうかが中期トレンドの注目点として見ています。
次に、もう少し俯瞰して日足を見てみましょう。すると、5月中旬から赤枠のレジスタンスゾーン(106,800付近)と緑のサポートゾーン(100,000付近)の間でレンジを形成していることが分かります。5月末の上昇でレンジを上抜けしましたが、レンジ内に戻してきています。5月もこのレンジ内で数日間レンジ相場を継続していたため、今回も上下のレンジを抜けるのは時間がかかる可能性が高いです。もしレジスタンス・サポートどちらかを抜けてくると、トレンドに沿って大きく価格が動くことが予想されます。
以上考察から今週のエントリーポイントを定めるとすると、上昇シナリオの場合は下落トレンドラインを抜けたリターンムーブからロングを推奨します。利確ラインは110,000付近と見ています。一方レンジ内で際下落する場合にはチャネル内に押し戻されてからのリターンムーブからのショートを推奨します。現在はレンジの可能性が高いため、上下の目線は柔軟に変えていく必要がありそうです。
今週の注目の注文ポイントについて解説します。
相場のブレイクアウトは魅力的に見えますが、飛び乗った直後に反転し、損切りになることも珍しくありません。そんな“ダマし”を避けるために有効なのが「リターンムーブ」です。これは、価格が抵抗線や支持線をブレイクしたあと、一度そのラインに戻って再度反発する動きのことを指します。
たとえば、長く意識されていたレジスタンスラインを上抜けたあと、いったん価格が下がって再びそのラインに触れた際に、今度はサポートとして機能し反発する――これがリターンムーブの典型です。この反発を確認してからエントリーすることで、信頼性の高い後乗りトレードが可能になります。
リターンムーブの場面では、以下のようなポイントがエントリーの根拠になります。
* 過去のレジスタンスがサポートに切り替わっている(レジサポ転換)
* ライン付近で下ヒゲや陽線が出る
* MAのサポートが重なる
こうした条件が揃えば、リスクを抑えながらブレイクに乗ることができます。
リターンムーブは「一歩遅れて入ることがむしろ有利になる」数少ないエントリーパターンです。焦って飛び乗るのではなく、「戻りを待って入る」という冷静な判断が、安定したトレードにつながります。チャートに張りつかなくてもチャンスを逃さず、しっかりと利益を取りにいく堅実な手法として、ぜひ取り入れてみてください。
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著者: CoinPartner 編集部 gohara