こんにちは、コインパートナーです。5月26日週のビットコイン(BTC/USDT)相場分析と展望をお伝えしていきたいと思います。
先週のビットコインは過去最高値の110,000ドルを突破しました!CoinPartnerでは過去最高値をつける前に押し目を予想しておりましたが、虚しくも予想は外れてしまいました。ビットコインが未到の価格帯に入ってきており、一体どこまで上がり続けるのか?気になる方も多いと思います。もちろん長期的にはビットコインは20万ドル、30万ドルと上がっていくアセットだと考えておりますが、チャートのテクニカル分析から短期的な天井がいくらになりそうかを考察していきたいと思います。
まず週足では7週連続の陽線確定という4年以内で最長の連続陽線記録を更新してきています。さらにRSIは70付近まで到達してきており買われすぎ水準に到達しています。そのため、今週もしくは来週には大きな下落が来る可能性は高く、ロングする際は注意が必要です。
次に4時間足を観察すると綺麗に並行チャネル内を推移して上昇していることが分かります。このチャネル内を推移する限りは上昇が続くと見て良いでしょう。そのためチャネル下限ではロング、チャネル上限もしくはチャネル下抜けショートが有効になります。
では、チャネル内上昇がどこまで継続するかという点についてですが、日足を見ると前回高値を結ぶラインと並行チャネルが114,400で重なることがわかります。今回の上昇のターゲットはこの価格帯と見て114,000を超えてくれば大きな値幅を取れるショートが狙えます。一方ラインを上にブレイクすると120,000まで一気に上昇する可能性もあるため、ストップロスを設定してトレードするように心がけましょう。
また、今週はいくつか重要な経済指標の発表があります。28日(水)27時には米FOMC、29日(木)21時30分には米1-3月期GDP、30日(金)21時30分に米4月個人消費支出(PCEデフレーター)と重要な指標発表が続きます。それらの時間には大きくビットコインも値動きする可能性があるため注目していきましょう。
今週の注目の注文ポイントについて解説します。
ビットコインは「中央銀行に縛られない通貨」として生まれましたが、実際の値動きにはアメリカの金融政策が大きく関係していることをご存じでしょうか。中でも年に8回行われる「FOMC(米連邦公開市場委員会)」は、ビットコインの価格にも大きな影響を与えるイベントとして、多くのトレーダーが注目しています。
FOMCでは、アメリカの金利を上げるか下げるか、景気をどう支えるかといった重要な決定が行われます。最近の相場では、FOMCで「金利を上げる」と発表されると、ビットコインのようなリスク資産は売られやすくなる傾向があります。理由はシンプルで、金利が上がると世の中のお金の流れが厳しくなり、投資家がリスクのある資産を手放しやすくなるからです。
反対に、「利上げをやめる」や「今後は利下げの可能性もある」といった発言が出ると、「またお金が動きやすくなる」と期待されて、ビットコインが買われるケースもあります。つまり、FOMCはビットコインの短期的な方向を決める重要な材料になるのです。
FOMCの直前や直後は、価格が急に動きやすくなったり、思った方向と逆に動いたりすることも多いため、トレードを控える人も多くなります。ポジションを持っている人は、発表前に一度利確したり、リスクを下げたりする判断も必要です。
「ビットコインは自由な資産だ」と言われますが、現実には世界経済や中央銀行の動きと無関係ではいられません。FOMCはその中でも特に影響力が強いイベントのひとつです。ビットコイントレードで安定して勝つためには、チャートだけでなく、こうしたいつ相場が荒れやすいかを知ることも非常に大切です。投稿日時:
著者: CoinPartner 編集部 gohara