「COMSAって一体何なんだろう??」
そのような疑問をお抱えではありませんか?
昨年2017年秋に約100億円を調達することに成功し、話題になったCOMSA。一体どういうものなのか気になりますよね!
この記事では、COMSAに関して詳しくお伝えします!
テックビューロ株式会社は、11月25日よりCMS:XYMのエアドロップをオプトイン形態で開始し、新生COMSAサービス開始のプランを発表しました。以下の内容は、以前のCOMSAの解説です。
公式の発表はこちら
COMSAは、日本企業が簡単にICOを行えるように国内大手取引所Zaifを運営するテックビューロ社が作ったプロジェクトです。
COMSAに参加するには、COMSAが発行しているCMSトークンを購入する必要があります。
2017年11月ごろに約100億円を調達することに成功し、一躍話題となりました。
COMSAでは、別々のブロックチェーン上の複数のトランザクションをまとめて同時に決済することで結果的に一つのものとして決済できます。
簡単に言うと、これまでいくつもSTEPを踏まなければできなかった取引が、COMSA上で簡単にできるようになるということです。
このようなことができるのは、ペッグ通貨というものが採用されているからです。
ペッグ通貨というのはある通貨に価値が連動する通貨という感じで、例としてはTetherという暗号資産(仮想通貨)があります。
これによって、COMSA上でBTCやNEMやUSDやJPYやETHなどのペッグ通貨を出すことで、BTCのブロックチェーン上でNEMのトランザクションや、JPYのトランザクションなどができるようになります。
COMSAは、企業がICOを行うのを簡単にします!
企業がICOを用いて資金調達をするには、ホワイトペーパーの整備・ブロックチェーンの導入など様々な手続きを行う必要があります。
しかし、ICO未経験という企業がものすごく少ない為、ICOをどのようにすればいいか全く分からないという企業がほとんどです。
COMSAは、そんな企業をお助けします!資金調達から、発行したトークンの扱いなど幅広くICOをサポートします!
COMSAのおかげで将来的に日本の暗号資産(仮想通貨)市場は活性化すると考えることができます!
日本企業がCOMSAを用いてICOをより簡単に行えるようになり、ブロックチェーン技術が多く導入される。システム利用の為に暗号資産(仮想通貨)への需要が増える。結果として暗号資産(仮想通貨)市場全体が盛り上がる。
まるで机上の空論かのような理想に聞こえますが、COMSAが・ICOが社会に普及されればこれも可能です!ただこの流れができるには少し長い目で見守る必要はあるでしょう。
ICOを実施する企業やプロジェクトは独自のトークンを発行します。
今後COMSAを利用して行われるICOにおいて、CMSトークンを利用してトークンを購入することで5%のボーナスが付与されます。
例えば、Aという会社がICOを行ってAコインを発行したとします。
CMSトークンを用いて、そのAコインを100枚購入した場合、5%分のボーナスが付き合計105枚のAコインが獲得できるということです。
暗号資産(仮想通貨)バブルと言われた2017年は、簡単に資金調達ができたことから詐欺まがいのICOも乱発しました。
その為現在の日本のICOに対する情勢は厳しいものになっています。
COMSAが資金決済法の中で法的にどのような位置付けになるかは未だ議論中です。
COMSAのICOの場合、トークンの発行上限に制限がありません。
また、販売が終わると同時に全購入量と同等のトークンが追加されます。
例えば、トークンセールで1億円分の購入があったとすると、セールが終わったと同時に追加で1億円分のトークンが発行されます。
この追加発行のうち約55%は、トークンセールの貢献者に配布されるのですが、残りの約45%は経営側に渡ります。
トークンセールが終わると同時に2倍の量が発行されてしまうので、セールが終わった瞬間にトークンの価値が下がる可能性があります。
COMSAは、登録者に対して2017年10月2日14時から11月6日の14時までの間のみCMSトークンを販売しました。
*現在は既に販売は終了しているので、CMSトークンを購入できるのは取引所のみとなっています。
COMSAは結果的に約109億円を調達することに成功しました。
この額は、これまでのICO調達金額ランキングでは15位の大型ICOです。
当初COMSAのホワイトペーパーには、2017年中12月にはプレミアムウォーター株式会社、Looop社、クリプトマイニングジャパンら三社がCOMSAのプラットフォーム上でICOを行うと書かれていました。しかし2017年度中には行われることはありませんでした。
2018年1月31日に上記三社のICOの実施を再検討するとの公式アナウンスをテックビューロ社は出しました。
今年2018年2月にテックビューロ社は、COMSAプラットフォームの事業化に向けた体制を強化しているとの発表をしました。
暗号資産(仮想通貨)に関する改正資金決済法が施行されてたから、法律に準じた事業を展開できるようにテックビューロ社が尽力しています。
今後法整備が完璧に整えばICOの案件も進んでいくでしょう。
2018年8月、テックビューロ社は日本での新規ICOプロジェクトは当面見送りにするとの声明を発表しました。
現在ICOにより発行されるトークンの法的位置付け、自主規制の内容について業界界隈では議論がされています。
テックビューロ社は、日本国内でこの事業を進めていくには、これらの議論を待つ必要があると考えており、国内における新規ICOプロジェクトは困難だと判断しました。
COMSAで販売されたCMSトークンは、当初1トークン約110円で販売されていました。
トークンセールが終了し、ZaifでのCMSトークンの取引が開始された時には、瞬間的に2000円ほどの値段がつきました。
残念ながらICO案件の相次ぐ延期のニュースによって人々の熱は冷め、チャートで見て分かるように安定した右肩下りを描いています。
2018年12月現在では、1トークン約10円前後で取引が行われています。
今後、ICO案件の発表や法整備が整ったなど良いニュースがあれば値段が一気に上がりそうですが、現状は何とも言えません。今後に期待です。
国内では唯一ZaifでのみCMSトークンを購入することができます!
確かに購入はできますが、当初の10分の1ほどの価値に下がってしまっている為購入はよく考えてからの方が良いかもしれません...
ただ!ICO案件が発表されたり、法整備の完了などCOMSAが盛り上がることを想定して、今のうちに安く購入しておくという手も考えられます!
COMSAはテックビューロによって管理されている中央集権的なものです。マイニングを行うことがありません。
誰でも公式ホームページからダウンロードして読むことができます。日本の企業で作られたコインなので、他の通貨のホワイトペーパーとは違い日本語と英語で書かれているため英語が苦手な日本人からすると読みやすいです。その結果日本のCOMSAの記事やブログは他の通貨に比べて多いです。
いかがでしたでしょうか?
今回はCOMSAについて説明しました。
現状は、法整備の関係もあり陽の目を見ないCOMSAですが今後事業が成功する可能性は大いにあります!
今後のCOMSAの動向に注目です!