スタンダードチャータードは、米国証券取引委員会（SEC）が5月24日までにスポットイーサリアム（ETH）上場投資信託（ETF）を承認すると予測している。

スタンダードチャータードはがイーサリアムETFが「80%から90%」承認されると予測

スポットイーサETFの最初の締め切りが急速に近づいている。ヴァンエックのETF申請の最終期限は5月23日であり、ARKインベストと21シェアーズの期限は5月24日となっている。

スタンダードチャータードは、先月には5月の承認期限が不確実であると主張していたが、その立場を一変させた。

スタンダードチャータードの外為およびデジタル資産リサーチ部門の責任者であるジェフ・ケンドリック氏は、SECが今週中にスポットイーサETFを承認する可能性が「80%から90%」であると述べている。

市場への影響

ケンドリック氏によると、スポットイーサETFへの初年度の市場流入は239万から915万ETH、約150億ドル（約2兆3,400億円）から450億ドル（約7兆200億円）になると予測されている。

この予測は、スポットビットコインETFの予測と類似しており、ビットコイン価格が15万ドル（約2,340万円）に達する予測に基づいて、ETHも同様に成長し、今サイクルの終わりまでに約8,000ドル（約124万円）に達すると期待されている。

市場アナリストの見解

多くの市場専門家は、ETH ETF申請が拒否されるとほぼ確信していたが、最近になってSECが5月の締め切り前に取引所に19b-4フォームの更新を求めたことを受け、その立場を変更している。

ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は、承認の可能性を25%に下げていたが、最終期限が近づく中で75%に引き上げた。

フィデリティはSECの要求に応じて修正提案を提出し、ETFで管理されるETHがステーキングされないことを明言している。

イーサリアムの価格上昇

SECがスポットイーサETFを承認する可能性が高まる中、イーサリアムは二桁の上昇を見せ、数週間ぶりの高値である3,800ドル（約59万2,800円）を超えた。

スタンダードチャータードの予測が実現すれば、スポットイーサETFの承認は仮想通貨市場にとって大きな前進となり、ETHの価格と市場の動向に重要な影響を与えるだろう。

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