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地政学リスクによる急落後の、買い戻し勢力回復か

13日の午後に発生した、中東の地政学リスクはリスク資産である仮想通貨市場には急下落要因となり、調査によると13日に7.84億ドル、14日に7.71億ドルのロングポジションがロスカットされたようだ。

15日の相場は、この大規模なロスカットによって売り勢力は弱まったことに加え、日足サポート60,750ドルでのサポートと香港でのビットコイン現物ETF承認が投資家からの好感要因となり、買い戻し勢力が強まったことによる上昇相場が見れる。

また、ビットコイン半減期前や地政学リスクへの懸念姿勢が継続すると予測できることから、日足サポート60,750ドルを下回る可能性は低いと考えられる。

ビットコインデータ分析

デリバティブ基本データ

取引高 -31.39.% $88.77B
未決済建玉(OI) +2.47% $32.97B
オプションの出来高 -39.73% $625.97M
オプションの未決済建玉 +2.18% $10.24B
24時間の間に清算されたロング $31.07M
24時間の間に清算されたショート $37.04M

参照:https://www.coinglass.com/ja/currencies/BTC

ファンディングレート(FR)・未決済建玉(OI)分析

中東の地政学リスクによる急下落後は、日足サポート60,750ドルを機に買い勢力による、買い戻しが24時間のロングボリュームから確認できる。また、今週のイベントへのリスク管理を狙った多くの投資家による売り決済も多いことが確認できるため、200EMAを超えた後も継続的な上昇相場が見込めそうだ。

参照:https://www.coinglass.com/tv/Binance_BTCUSDT

ロングショート比率

24時間ロングボリューム -28.81% $46.98B
24時間ショートボリューム -35.86% $38.29B

参照:https://www.coinglass.com/ja/LongShortRatio

ビットコインテクニカル分析

BTC/USDT日足チャート

BTC/USDT4時間足チャート

BTC/USDT1時間足チャート

上昇シナリオ

1時間足チャートを見てみると、日足抵抗ライン71,340ドルで反発後に、下落相場が継続したものの、日足サポート60,750ドルでキレイに反発され、現在は4時間サポートライン65,260ドルでの再サポートが確認できる。

しかし、80EMAと200EMAライン(赤&白)がともに下向きであり、ショート勢力の強い戻り売りが予測できるので、上向きに変わるまでは様子見の姿勢が続きそうだ。

多くの投資家からは、ビットコイン半減期による中期的な上昇相場が見込まれているが、直前直後では大幅な変動が予測されているため、エントリーを検討する際は、相場に注目する必要がある。

エントリー:200EMAを値が越えた後に、上向き80EMAの押し目買い
利確:日足抵抗ライン71,340ドル
損切り:1時間足の直近安値を超えた時

下落シナリオ

日足チャートを見てみると、抵抗ライン71,340ドルでの反発後にSQZMOMインジケーターがショートに転換したので、下落相場の期待値が高まる。

また、1時間足チャートでは、17時に200EMAより下の位置にいる下向き80EMAにタッチしたことが確認されたので、ここからの短期足での高値切り下げによる下落相場にも期待ができそうだ。

しかし、今週は米小売売上高発表に加え、ビットコイン半減期前と大きなイベントが控えていることや、投資家の不透明感は継続しているため、エントリーをする際はリスク管理を行った上での検討が必要となる。

エントリー:短期足での高値切り下げ後に、直近安値64,750ドルを超えたとき
利確:日足サポート60,750ドルで反発されたとき
損切り:直近高値66,560ドルを実体で超えたとき

相場一言アドバイス

金曜日の夜から中東情勢を巡る地政学リスクが発生し、投資家のリスク回避による下落相場が続いたが、日足サポート60,750ドルラインで反発され、本日の相場では上昇トレンドが確認できる。

しかし、以前として中東の地政学リスクに対する懸念やビットコイン半減期前の不安感は残っているため、エントリーを検討する際は、大きな値幅は狙わずに小lot・小さい値幅狙いなどを意識したほうがいいでしょう。

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