マルチメディア・エンターテインメント企業のスクエアエニックスは、2024年に人工知能(AI)、ブロックチェーン、Web3、クラウド技術の導入に改めて注力するため、組織体制の変更と会社のリソース配分の最適化に取り組んでいる。

スクエアエニックス、ブロックチェーン・Web3・AIに対応した組織体制に変更へ

スクエアエニックスの桐生隆司社長は、新年のブログ記事で、現在進行中の変更を発表した。

「我々は以前、ブロックチェーン・エンタテインメント/Web3.0、AI、クラウドという3つの重点投資分野を定めていた。昨年、私たちはこれら3分野に対する包括的な使命と目標を再定義した。現在、これらの取り組みをサポートするため、組織体制の変更とリソース配分の最適化に取り組んでいる。」

また桐生社長は、スクエアエニックスのコンテンツ開発やパブリッシング機能について、「AIをはじめとする最先端技術の活用に積極的に取り組んでいく」意向を示した。

社長はさらに、同社が生成AI技術を採用することを示唆した。

桐生氏はChatGPTを引き合いに出し、AIは学術的な議論の域を超えたと述べた。

「生成型AIは、私たちが創造するものを再構築するだけでなく、プログラミングを含む創造するプロセスを根本的に変える可能性があると考えている。」

ブログでは、ブロックチェーンやWeb3テクノロジーについても簡単に触れているが、桐生氏はこれらの領域における同社の今後の展望について、詳しく説明することはしなかった。

スクエアエニックスは、「ファイナルファンタジー」の開発企業として最もよく知られている。

また、従来のビデオゲームにブロックチェーンやウェブ3技術を統合したタイトルを提供する最大手のデベロッパーであり、パブリッシャーでもある。

スクエアエニックスは2023年12月、「Symbiogenesis」と呼ばれる非代替性トークンベースのプロジェクトを立ち上げた。

同社によると、この新IPはコレクターズアイテムとストーリーテリングを含むインタラクティブなアート体験だという。

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