Worldcoin、TelegramやShopifyなどのプラットフォームに対応へ

Worldcoinの共同創業者でOpenAIのCEOでもあるサム・アルトマン氏が、デジタルID プラットフォームWorld IDに関する最新情報を共有した。

同社の声明によると、新たなアップデートにより、著名なハイテク企業5社と大幅な統合がなされ、ユーザー認証のためのWorld IDの使用に関するサポートが追加されたという。ここにいう「5社」には、Telegram、Reddit、Shopify、Minecraft、Mercado Libreが含まれる。

今回のアップデートは、多層検証システムを使用する新しいバージョン「World ID 2.0」へと導くものであり、当該バージョンは、botとの区別の明確化を目指している。

「World ID 2.0」について、Tools for Humanityの製品責任者であり、Worldcoinの中心的な貢献者でもあるTiago Sada氏は、「我々は仕組みを再構築した」とインタビューにてコメントしたほか、最新バージョンのWorld IDには3つの認証レベルがあることも併せて明らかにした。

第一のレベルである「カジュアルレベル」の認証の場合、ユーザーはWorldcoinアプリをダウンロードしてWorld IDを作成するだけで済むこととなる。このレベルでは、ユーザーが人間であることを証明するために網膜スキャンを行う必要はない。

第二のレベルである「標準的な検証」では、ユーザーが同社の網膜スキャンオーブの1つでスキャンされる必要があるため、プロフィールを作成した後、ユーザーは虹彩をスキャンして身元を確認する必要がある。

第三のレベルである「ハイレベル」では、さらに別のセキュリティ層として顔認識が追加されることとなる。

なお、今回のアップデートにつき、前出のSada氏は、「一人の個人が異なるデバイス間で複数のプロファイルを作成できることには潜在的なリスクがある」との問題意識を示唆し、かかる課題を受けて「人々が投票システムを不正操作したり、あらゆる種類の詐欺を実行するために使用できる複数のIDを作成したりすることを防ぐ必要があった」と説明している。

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この記事は「Worldcoin Integrates with Major Tech Firms, Expands Its World ID to Mexico and Singapore」を参考にしています。