大手仮想通貨取引所バイナンスの米国部門のバイナンスUSで、法務責任者と最高リスク責任者が辞任することになったと、ウォールストリートジャーナル(WSJ)が報じている。
同取引所では今週初めに最高経営責任者(CEO)のブライアン・シュローダー氏が辞任している。

バイナンスで人材流出が続く

バイナンスUSの法務責任者のKrishna Juvvadi氏と最高リスク責任者のSidney Majalya氏が退職するという関係者の話をWSJが報じている。
同社では火曜日にCEOのブライアン・シュローダー氏が退職し、従業員数の約3分の1にあたる100人以上の人員削減を行うと発表している。
今年7月以降、バイナンスでは最高戦略責任者であるパトリック・ヒルマン氏を含む多くの幹部が退職する事態となっている。

一方、今回のシュローダー氏の退職に対してバイナンスCEOのチャンポン・ジャオ氏はFUD(恐怖・不確実性・疑念)であり、役割を果たして退職したと、円満退社であることを強調している。

バイナンスUSの最近の経営陣の交代については、いくつかの憶測がある。
ブライアン・シュローダー氏は、2年前に入社したときの目標を達成した後、当然の休暇を取っている。
彼のリーダーシップの下で、バイナンスUSは資本の調達や製品とサービスの提供を改善、内部プロセスの強化および市場シェアを大幅に獲得することで、顧客の利益のためのより弾力的な会社を構築することが出来ました。
私たちは彼の貢献に感謝しています。

また、同氏は仮想通貨業界について「より一層敵対的な規制環境となり、2年前とは異なる場所にある」と述べ、当局の動きを批判している。

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この記事はReutersの「Binance.US legal and risk executives are leaving, Wall Street Journal reports」を参考にして作られています。