米国証券取引委員会(SEC)は、非代替性トークン(NFT)の販売に関連して、広く支持されているメディア企業を証券違反で告発している。
SECは、ロサンゼルスを拠点とするエンターテイナーImpact Theoryに対して、NFTを "仮想通貨資産証券の未登録提供 "として提供した疑いで正式な告発を発表した。
「SECは本日、ロサンゼルスに本社を置くメディアおよびエンターテイメント企業であるImpact Theory, LLCを、非代替性トークン(NFT)と称する形で仮想通貨資産証券の無登録募集を行ったとして起訴した。Impact Theoryは、この募集を通じて、全米の投資家を含む数百人の投資家から約3000万ドル(約44億円)を調達した。」
SECのプレスリリースによると、Impact Theoryは、「次のディズニー」並みの規模になる可能性のあるものに投資することを約束し、「Founder's Keys」として知られるコレクションからNFTを購入するようフォロワーに勧め、投資家に「とてつもない価値」を約束した。
SECによれば、これらの販売などは投資契約であり、証券販売にあたる。
SECニューヨーク支局のアントニア・アプス支局長は次のように語る。
「有効な免除がない限り、有価証券の募集はどのような形態であれ、登録されなければならない。登録がなければ、あらゆるタイプの投資家が、証券法によって長年提供されてきた強固な情報開示やその他の保護措置による保護を奪われることになる。」
Impact Theoryは、NFTの販売停止、すべてのFounder's Keysの破棄、610万ドル(約9億円)以上の手数料と罰金の支払いに同意した。
同社はSECの告発を認めず、否定もしていない。
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