OpenSeaがNFTの盗難を防ぐため、二つの新機能を提供することを発表した。

詐欺や盗難はNFT・仮想通貨の普及を阻む大きな障壁となっているため、業界は対応に苦慮している。

OpenSeaがNFT盗難を防ぐ新機能を発表

大手NFTマーケットプレイスのOpenSeaがこのほど、同社プラットフォームにおける盗難を防ぐため、二つの新機能を導入することを明らかにした。

一つはNFTの盗難を防止する機能、もう一つはそれを検知する機能で、悪質な業者による詐欺や悪用を減らすための同社の取り組みの一環として、これらの新機能が提供される。

OpenSeaはブログ投稿で、「信頼性と安全性の問題、特に詐欺や盗難は、今日のNFTの普及を阻む最大の障壁のひとつである」と説明している。

この新しい盗難防止機能により、事前にURLがスキャンされ、不正なコレクションリストに悪意のあるリンクが表示されることがなくなる。

この手の悪質なリンクはここ数カ月で大きな問題となっており、悪意のある人物がユーザーを騙してNFTウォレットの管理権限にサインさせ、資金を引き出したり、デジタルコレクションを転送させたりする「ウォレット・ドレイナー」に利用される。

また、新しい盗難検出機能により、盗まれたり疑わしい転送がされたりしたNFTが自動検出され、プラットドーム上での取引が禁止されるようになる。

この機能により盗難品の価値が下がり、盗難のインセンティブが低くなることが期待される。

以前から盗まれたNFTに関しては警告のサインが付けられていたものの取引は許可されていたが、新機能では取引が禁止され、NFTは「審査中」として一週間マークされることになる。

私たちは、他のマーケットプレイス、ウォレットプロバイダー、分析機関などと緊密に連携し、総合的な詐欺の検出及び防止システムを開発している。

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