ベテラントレーダーのピーター・ブラント氏は、時価総額でトップの仮想通貨であるビットコインが2024年まで史上最高値を更新することはないと見ている。

同時にブラント氏は、2024年までには大きな上昇トレンドに入る可能性があると指摘した。

2024年初頭まで史上最高値にはならないが、それまでには巨大な上昇トレンドに入る

「ビットコインは2024年初頭まで史上最高値にはならないが、それまでには巨大な上昇トレンドに入るだろう、と私は考えている。」と、ブラント氏は最新のツイートで語った。

ブラント氏の発言は、ビットコインが弱気のフラッグパターンを終えるのは近いと述べた以前のツイートに続くもので、さらなる下降の可能性を示している。

ビットコインが531日の高値を上回らない限り、このチャートは有名な「ドラノ」チャートパターンの教科書的な例になる可能性がある、とブラント氏はツイートした。

 これまでブラント氏は主要な仮想通貨の下落を予測することにかなりの成功を収めている。

特に、2017年のビットコインの急な価格下落を予測したトレーダーの一人であり、しばしばビットコインの最近の価格動向を、2017年の最高値の動向と比較していた。

 ブラント氏はビットコインの80%の価格下落があり得ないことではないとし、価格が12000ドル(約160万円)まで下がる可能性を示唆していた。

しかし、今週になって、ビットコインが20000ドル(約270万円)の価格帯の周りに重要なサポートを見つけるかもしれないとコメントし、少し楽観的になったようにも見える。

19000ドル(約255万円)から20000ドル(約270万円)のサポートは非常に強固である。」と、ブランド氏はTwitterで語った。

大規模な売り抜けが深まる

暗号市場は今週、2021年第1四半期以降初めて時価総額が1兆ドル(約134兆円)を下回り、不安定なスタートを切っていた。

さらに、いくつかの主要な仮想通貨は大幅な下落。

今週のビットコインは2021年の上昇分をすべて帳消しにし、202012月の価格水準で取引されている。

最近の価格低迷は、先週の米国CPIの数字が、依然としてインフレ率が下がっていないことを示した結果と考えられている。

その結果、FRBが今週、インフレを抑制するためにさらなる利上げを発表することから、投資家はリスクオフの状態が続いている。

厳しい状況の仮想通貨市場だが、「2024年初頭まで史上最高値にはならないが、それまでには巨大な上昇トレンドに入る」というブラント氏の予測は今回も的中するだろうか。

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