巷で話題のブロックチェーンゲームはまだまだ黎明期で市場が発達しきっていませんが、どんどん新しいゲームが生み出され成長しているところです。
今回インタビューを受けてくれた日本最大級のブロックチェーンゲーム情報メディア【dApps Market】の運営者は、実際に1か月で80万円もの大金をブロックチェーンゲームで稼いだことがあるそうです。
そんなブロックチェーンゲームって本当に稼げるのでしょうか。そのためにはどんなブロックチェーンゲームをプレイすべきなのでしょうか。ブロックチェーンゲーム専門メディアから学んでいきましょう!
気になるのはブロックチェーンゲームで稼げるかですよね。
日本のブロックチェーンゲームプレイヤーの今の風潮としては、稼ぐっていうよりも自分の好きなゲームをプレイして、やめるときにゲームアイテムを売却して少しお金が戻ってきたらいいよねって言うぐらいの感覚でプレイしている人が多いです。実際にカードゲームとかで引退するときにカードを売る感じですね。
ですが、もちろん稼いでいる方も存在します。
具体的な数字を聞いたことはないですが、稼いでいる方は数百万円単位で稼いでいます。
実際、2年前の話ですが僕がプレイしていたゲームは1か月で80万円相当のETHを稼げました。実際にそれぐらい稼いでいる方がいるのは事実です。
ブロックチェーンゲームの解釈は人によって異なります。
イーサリアム上でアイテムを売買できればブロックチェーンゲームだと主張する人もいれば、NFTを使わなければブロックチェーンゲームではないと考える人もいます。はたまた、全てが分散化されていなければブロックチェーンゲームではないと言う人もいます。
昔は、全ての行動をブロックチェーンを介していたりしましたが、今では国内のゲームではオフチェーンにも対応しています。
このようにブロックチェーンゲームの解釈は色々ありますが、その中でも私は単純に仮想通貨やブロックチェーンを使って仕組みを作っているものをブロックチェーンゲームといっていいと考えます。
また、ブロックチェーンゲームをプレイする人は、30代の方が多いです。
ゲームと聞いたら若い人のイメージを持つ方が多いかもしれませんが、仮想通貨を触っている方たちがゲームもできるんだという形でよくブロックチェーンゲームをプレイされています。
もちろん、ゲーム好きな人が「ブロックチェーンゲームってなんだ?」って形で興味を持ってプレイする方も一定数います。
しかし、やっぱり投資層である20代~40代、特に30代の方が多いイメージです。
まだまだ、ブロックチェーンの潜在能力は発揮されていなくて課題も多いです。イーサリアムを利用したゲームだとガス代が高すぎたりだとか、ゲーム性がシンプルすぎるだとか。
ですが、これらを解決する動きはどんどん出てきています。
現在のブロックチェーンゲームはファミコンぐらいのクオリティかもしれません。
しかし、今のゲーム市場はアプリであったりPSPであったり様々な形があります。
このような流れに追いついていく形で新たなブロックチェーンゲームもどんどん出てくるのではないでしょうか。
また、市場規模からみてもブロックチェーンゲームはまだまだ狭いです。日本のブロックチェーンゲームは多くてもデイリーのアクティブユーザーは3000~5000人ほど。
しかし、これも改善の余地があります。
これは海外の話になるのですが、既存のゲームユーザーにアンケートを取って、もしゲームのアイテムが販売とか取引とかできるようになったらどう思うかって聞いたんですよね。そしたら、6割以上の人たちがよりのめり込んでアクティブになると思うと答えていて、データとしてブロックチェーンゲームの有用性は表れているんですよね。
これを答えている人たちはまだブロックチェーンゲームの存在を知らないと思います。仮想通貨が流行ったりだとか何らかの形でマス層に浸透することができればってところですね。
そのきっかけになり得るものとして、大手企業のブロックチェーンゲーム業界参入があります。
今のゲーム大手企業は外から様子をうかがっている状態です。
例えば、フランスの大手コンピューターゲーム会社ユービーアイソフトはブロックチェーンゲームのプロジェクトに出資していたりします。国内では、ドラゴンクエストシリーズやファイナルファンタジーシリーズなどを販売しているスクウェア・エニックス社が昔からブロックチェーンゲームに興味があると表明しています。
ですが、実際にブロックチェーンゲームの作成というところには至っていません。大手がブロックチェーンゲームに本格的に参入してきたらブロックチェーンゲームはより広がっていくのではないのでしょうか。
ブロックチェーンゲームはジャンルも多くてゲームタイトル数も多いです。ゲーム自体も難しいものだけではなく、シンプルなものも多いです。
例えば、シャドバと似たようなブロックチェーンゲームもありますし、RPGやスポーツ系のゲームもあります。
ですので、自分が興味をもったゲームが必ず見つかると思いますのでそれをプレイするのが一番良いと思います。
そのうえで、評価の高いゲームの基準は大きく分けて3つあると思います。
1つ目は、ゲームとしてしっかり成り立っているかです。コンテンツが充実しておらずゲームの内容が薄っぺらかったら面白くないですし誰もプレイしません。本質はやはりゲームなのでゲームの面白さはチェックすべきポイントです。
2つ目は、運営がユーザーと対話しているゲームです。ブロックチェーンゲーム業界は全体的にけっこう距離が近いんですよね。ですので、Twitterでただ情報を一方的に流すだけではなく、ユーザーの意見を取り入れたり、ユーザーの意見に対してフィードバックをしたり。対話をくみ取りながらアップデートをしたりという会話がしっかりできているゲームは評価が高いです。
3つ目は、コミュニティがしっかりしていることです。コミュニティはユーザーが作るもので、ディスコードなどでゲームによってコミュニティが存在しています。このコミュニティによって、ユーザーが勝手にイベントを開始したりなど、運営側が一方的に盛り上げるのではなく、ユーザーも積極的に盛り上げようとします。ユーザーの行動が活発なゲームはやはり評価が高いです。
また、お金を稼ぐっていう面では海外のゲームの方がその手段が多いというのも事実です。
国内のゲームであると法律上、交換業を持たなければERC20トークンを発行することが難しくなってきます。
その点、海外のゲームはERC20トークンをもらって売買するという流れが容易に作れます。
また、国内のゲームにも共通して言えますが、ユーザーが多いゲームの方が収益性は高くなりやすい傾向にあります。
ユーザーが集まる分、キャラクターの需要も高まってくるので必然的にキャラの値段も上がってくるからです。
と、ここまでいろいろ言ってきましたが、やっぱり自分の興味を持ったゲームをプレイするのが一番だと思います。
ブロックチェーンゲームはNFTを購入しなければ始められないと思う人も多いかもしれませんが、今は無料で始められるゲームも多いです。
必要なのはアカウントを識別するウォレットぐらいですが、これも国内のアプリゲームであればウォレットが内蔵されているものが多いので、実質準備らしい準備も必要ありません。
スマホを用意してアプリさえダウンロードしてしまえばブロックチェーンゲームをプレイすることができます。それを無料でプレイしてみて、面白いな、少し課金したいなって思ったときにETHとかが必要になってくるぐらいです。
とにかく、一歩目を踏み出してみるのが大事ですね。
仮想通貨を持っているだけで刺激がない人は、たまには持っている仮想通貨を使って遊んでみるのも面白いと思います。
興味があれば、僕らとか業界の人とかに聞いてみればみんな優しいと思うので是非聞いてみてください。
Twitterとかでもブロックチェーンゲームのコミュニティとかあると思うので、そういう方たちに聞いてみるのもいいと思います。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner