「黒マチャートの使い方・見方が全然わからない」

そう思ってはいませんか?

bitFlyerでも採用されている黒マチャートですが正直値段の動きしか見てない人も多いと思います。

チャートの指標やラインなどを理解すればもっとFXで儲かりそうですよね。

そんなあなたに朗報です。

この記事を読めば黒マチャートの使い方や見方はもちろん、指標やラインについても知ることができます。

この知識はFXをする人にとってとても大事な知識です!

またQ&Aでは有用な指標やFXをする際にあると便利なツールも紹介しています。

この記事を読む事でFXでより儲けられるようになることでしょう!

この記事で分かること

  • 黒マチャートの使い方や見方
  • 代表的な指標の知識

 



黒マチャートとは?

黒マチャートとは?

  • 黒マチャートは限りなく表示のタイムラグを減らした、ビットコインFXには必須のチャート
  • BTC現物・BTC先物・ETH(イーサリアム)・BCH(ビットコインキャッシュ)に対応

 

bitFlyerの公式チャート

黒マチャートは2018年3月2日からbitFlyer Lightning の公式チャート「LightChart」として採用されました。

この@kuromachart氏が黒マチャートの作成者です。

以前までのbitFlyerのチャートは大量の注文が入った時など取引が殺到するとタイムラグが発生し本来の価格がリアルタイムで表示されないことがよくありました。

しかし、この黒マチャートはその欠点を克服し限りなく表示のタイムラグを減らしたチャートです。

ですので短期間での取引が多いビットコインFXをされている方には必須のチャートです。

対応している暗号資産(仮想通貨)

黒マチャートはBTCFX用のチャートだと多くの人が思っていると思いますが実は他にも対応している暗号資産(仮想通貨)があります。

黒マチャートではBTC現物・BTC先物・ETH(イーサリアム)・BCH(ビットコインキャッシュ)に対応しています。

右上のボタンで切り替えることができます。

黒マチャートの見方 

黒マチャートも基本的に見れる情報は他のチャートと変わらないのですが再確認していきます!


赤のローソク足は始値より終値が低く、緑のローソク足は始値より終値が高いことを表しています。

左上のオレンジの枠がペアを表示しています。画像では見にくいですがbitFlyerのBTC-FXと日本円のペアを表しています。

そしてその隣の赤枠がローソク足の期間を表示しています。

その下の二つの緑の枠はチャートに表示されている期間の中で記録した最高値(緑数字)と最低値(赤数字)を表示しています。

右下の黄色の枠は現在の時刻が表示されており、緑のランプが黄色になると取引所サーバとの間で遅延が発生していることを示します。

さらに右の青枠はデプスチャートといい、買い注文と売り注文の数量を視覚的に見やすく表現したチャートです。

赤色が売り注文、緑が買い注文を示しています。簡単に言うと取引板を見やすくしたものですね。

最後に下のピンクの枠は時間あたりの取引高を表示しています。

グラフが増えているところは取引の量が多くなっています。

青と赤の線については下の指標のところで詳しく説明していきます。

黒マチャートの見方

  • 赤のローソク足は始値より 終値が低く、緑のローソク足は始値より 終値が 高い
  • オレンジの枠がペア
  • 赤枠がローソク足の期間
  • 二つの緑の枠はチャートに表示されている期間の中で記録した最高値(緑数字)と最低値(赤数字)
  • 黄色の枠は現在の時刻、緑のランプが黄色になると取引所サーバとの間で遅延が発生している
  • 青枠はデプスチャートといい、買い注文と売り注文の数量を視覚的に見やすく表現したチャート
  • ピンクの枠は時間あたりの取引高

 


黒マチャートの使い方

操作方法


カーソルを動かすと、その場所のローソク情報が表示されます。

上の画像だとカーソルを合わせたローソク足の期間の出来高が表示されています。

また、黒マチャートにはホットキーが割り当てられており覚えておくことで効率的に操作することができます。

  • Space ─ 最新へスクロール
  • ホイール ─ スクロール
  • Ctrl + ホイール ─ ズーム
  • ズームボタン上で: ホイール ─ ズーム (試験中)
  • 右クリック ─ クイックメニュー
  • 左クリック ─ 描画系ツール操作

黒マチャートを利用する際にこれらの機能を使えるとより明確に情報を取得することができますので覚えておくと良いでしょう!

指標

指標

  • SMA(単純移動平均線)はトレンドを分析できる。
  • EMA (指数移動平均線)は直近の細かいトレンドを知れる。
  • Parabolic SAR (パラボリック)はトレンドの転換点を知れる。
  • Bollinger Bands(ボリンジャーバンド)は値動きの収まる範囲を高確率で予想できる。
  • Chandelier Exit (シャンデリアシステム)はストップロスのタイミングを図れる。

続いて右上にある設定から表示できる5つの指標について説明していきます。

SMA - 単純移動平均線

SMA(単純移動平均線)はトレンドを分析するのに使われます。

単純移動平均線は、英語でSimple Moving Average(シンプルムービングアベレージ)、略してSMAと表されます。

SMAは過去の一定期間における終値の平均値から算出されています。

下の画像の黄色と青色の線ですね。

どうして2本あるかと言うと、SMAの短期と長期の2本の線の位置関係によってトレンドを分析できるからです。(詳しくはQ&Aの「MACDとは?」をご覧ください

実際、黒マチャートの設定のOverlaysの中のSMAの欄は以下のように期間を複数指定する枠があります。

例えば15SMA(15日単純移動平均線)であれば、過去15日間の終値の平均値を表すということになります。

上のチャートを見ても分かると思いますが、短期線は平均する期間が短いので直近の値動きに敏感に反応します。

一方で、長期線になるほど直近の値動きに左右されにくくなるので指標の信頼性はより高くなっていきます。

また平均しているので当然ですが、SMAが上昇していれば相場は上昇トレンド、SMAが下降していれば相場は下降トレンドであると言えます。

しかし、SMAは過去の平均の値なので直近の大きな変動に対応できないという特徴があります。

その欠点を補うために使われるのが下のEMA(指数移動平均線)です!

EMA - 指数移動平均線

EMA (指数移動平均線)は直近の細かいトレンドを知るのに向いています。

指数移動平均線は、英語でExponential Moving Average(エクスポネンシャルムービングアベレージ)、略してEMAと表されます。

SMAとの違いはEMAの方が過去よりも直近の値動きを重視するということです。

その他はEMAと共通点が多く下のように短期と長期の2本を比較するのが普通です。

Parabolic SAR - パラボリック

Parabolic SAR (パラボリック)はトレンドの転換点を知るのに使われます。

SAR(ストップ&リバースポイント)と呼ばれる下の画像の放物線のようなラインを描く指標を利用します。

そして、

  • 上昇しているSARが下降している日足と交差した時が売りサイン
  • 下降しているSARに上昇している日足と交差した時が買いサイン

と言われています。

Bollinger Bands - ボリンジャーバンド

Bollinger Bands(ボリンジャーバンド)は値動きの収まる範囲を高確率で予想することができます。

移動平均線の上下に標準偏差のラインを引いて、大半の価格がこの中で推移するという正規分布の考え方に基づいて相場を予想します。

下の画像を見ても分かるように緑の上下2本のラインの間にほとんどのロウソク足が収まっています。

詳しい話は確率分布や標準偏差などの話になってくるのですが、結果だけいうと

緑の上下2本のラインの間にチャートが95.5%の確率で収まります。

ですので仮に上の緑の線を超えて値が上がった場合そこから下落し移動平均線に近づく確率がとても高いです。

Chandelier Exit - シャンデリア・システム

Chandelier Exit (シャンデリアシステム)はストップロスのタイミングを図ることができます。

下の画像のように青色の途切れ途切れのラインを使うのですが、

ラインとチャートがぶつかるところがトレンドの転換点なのですが、

例えば上画像の左の黄色の丸の時に売りポジションをとると、どんどん価格が下がりますがどこかでトレンドが転換して価格が上がってきます。

どこで買えばいいかというと、価格が上がってきてラインに触れた右の黄色の丸の時点だと損せずにストップロスできます。

「ラインに触れたらトレンドが転換していて損失が出る可能性があるからストップロスをする。」ということになります。

逆に左の白丸で買った場合次にラインに触れた右の白丸で売れば損はしません。

もちろん最高値で売れれば一番いいのですが、そうできなくても最悪損はしないための指標がシャンデリア・システムです。

イナゴ観測機能

イナゴ観測機能とは多くの注文が短時間に入った時にアラームを鳴らしてくれる機能のことです。

ですので他のことをしていてもすぐに気づくことができる優れものです。

例えばBTCに大量の買い注文が入ったとき、BTCの売り板は安いほうから順に消費されていき、大量の買い注文が消費される頃には取引価格が上がっていることが予測されます。

その買われ始めで注文し、買われきったところで売るということを繰り返して利益を出そうというのをイナゴトレードと言います。

また、その性質上できるだけ初動で注文した方が大きな利益が出せるので、音によって大量取引の発生を知らせてくれるいなご観測機能は非常に便利なのです。

名前の由来はおそらく同じ機能を持ったサイトである『イナゴFlyer』から来ていると思われます。

イナゴFlyerについて詳しくはこちらの記事をどうぞ!

「いなごトレードで利益を出したい!」という方のために、いなごトレードに便利な「いなごFlyer(いなごフライヤー)」の使い方を解説しました!ビットコインのデイトレーダー必見ツール「いなごFlyer」の使い方をマスターしよう!

 

黒マチャートの設定方法 

黒マチャートでbitFlyerのチャートを表示するように設定する必要はもうありません!

冒頭でも述べましたが黒マチャートは2018年3月2日からbitFlyer Lightning の公式チャート「LightChart」として採用されました。

ですので設定不要でbitFlyer Lightning のチャートを開けばすぐに使用できます!

bitFlyerで黒マチャートを使う!

Q&A 

MACDとは? 

MACDとは12日の移動平均線と26日の移動平均線を利用して買いか売りかを判断する手法です。

上でMSAについて説明しましたがそれを利用します。

上の画像で青の線が長期のMSA、黄色の線が短期のMSAです。

左の白丸では短期のMSAを長期のMSAが上抜けしたので売りのタイミング。

右の白丸では長期のMSAを短期のMSAが上抜けしたので売りのタイミング。

となります。

スマホ/iPhoneで見れるの? 

見れます!

bitFlyerのアプリはもちろん、「黒マチャート」とブラウザで調べれば出て来ます。

Chromeの拡張機能に追加できない? 

2018年4月現在Chrome Web Storeでダウンロードすることはできません。

bitFlyer Lightningで黒マチャートが採用されダウンロードをする必要がなくなったからではないかと思われます。

一目均衡表とは?

一目均衡表は、時間論、値幅論、型譜、スパンなどで構成され相場が反転するのを予測するための指標として用いられます。

フィボナッチ指標とは?

1 1 2 3 5 8 13 21・・・

と連続する2つの数字の合計が次の数字になるフィボナッチ数列がありますが

数字が大きくなるとその数字を1つあとの数字で割ると、0.618になる。

という法則がありこれをフィボナッチ比率といい、黄金比とも呼ばれます。

この黄金比は自然界の多くの現象で見ることができ、それをチャートの世界にも応用しようというもので

相場の反転を予測するために使われる指標となっています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

ここまで黒マチャートの見方、使い方、詳しい指標の意味する所について説明していきました。

この記事で紹介した指標を参考にFXで資産を増やしてください!

※あくまで投資は自己責任でお願いします。

まとめ

  • 黒マチャートは限りなく表示のタイムラグを減らした、ビットコインFXには必須のチャート
  • 5つの指標を用いて大まかな相場を予測することができる