先日6万円幅の下落を生じたビットコイン相場が、再び上昇に向かって動き出した

下落の原因となった欧州コロナ第二波の拡大を受け、欧州中央銀行(ECB)が新たな金融刺激策を提示したことが価格上昇要因だと考えられる。

欧州中央銀行の新施策がBTC相場後押し

先日、欧州のコロナ第二波到来による経済混乱から、ビットコイン価格は6万円幅の下落を生じた。

だが、その下落は短期にとどまり、ビットコイン価格は再び上昇に向かって動き出している

ビットコインは、株式や国債などの従来資産の価値が不安定なときにこそ資産としてのニーズが上昇すると一般に考えられていた。

しかし、実際には、3月のコロナショックがそうであったように、それらの従来資産の価値が大幅に下落する恐れがあるときにはビットコインも同様に下落に巻き込まれている。

今週のビットコイン下落は、まさにその「巻き込み下落」と言っていいだろう。

そして、ビットコインは第二次コロナショックを回避し、再び上昇へ転じようとしている

この方向転換には、ECBによる新たな金融刺激策の提示という大きな原因がある。

29日、ECBのクリスティーヌ・ラガルド総裁は、2020年第4四半期の成長予測が大幅に下方修正されたことを受け、従来の金融刺激策を見直す方針だと語った。

理事会は、状況の進展に対応し、景気回復を支援します。また、予測されるインフレ経路に対するパンデミックの悪影響を打ち消したり、資金調達条件が引き続き良好であることを保証するために、必要に応じてその手段を再調整します。

欧州経済への懸念が薄らいだ点が、ビットコイン相場を後押ししているようだ。

上昇相場がどこまで継続することになるのか、目が離せない。

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この記事は、ZyCryptoの「Bitcoin Soars To $13,500 Following ECB’s Announcement Of Monetary Stimulus Boost Coming In December」を参考にしています。