昨今、アメリカサンフランシスコからの本社移転についてさまざまな憶測が飛び交っているリップル(Ripple)社。

先日は、日本への移転可能性が示唆され、界隈は大きな盛り上がりを見せた。

そんな中、リップル社CEO(最高経営責任者)であるBrad Garlinghouse氏は、移転先の候補地として、現時点で規制が明確な「ロンドン」も有力であることを語った。

 リップル(Ripple)社の移転問題本格化か、「ロンドン」への熱い視線

CNBCのインタビューにて、リップル(Ripple)社CEOのBrad Garlinghouse氏は本社移転先の候補地について、「ロンドン」も有力である考えを示した。

Brad Garlinghouse氏は、ロンドンについて、「仮想通貨(暗号資産)に関する規制が明確である点」を高く評価している模様だ。

「すでにイギリスには明確な分類法が存在しています。イギリス金融行動監督機構(FCA)は、これまでもあらゆる資産とそのユースケースに関する考え方の方向性を決定づける上で主導的な役割を果たしてきました。そしてその結果、XRPは“証券”ではなく、“通貨”として使用されることが明確になりました。この明確な規制を考慮すると、リップル社がイギリスで活動することは有利に働くでしょう。」

さらにBrad Garlinghouse氏は、「アメリカは他のG20諸国の市場に同調していない」とも語り、アメリカ国内における規制の後れに、依然として不満をあらわににしている。

また、Brad Garlinghouse氏は、改めてイギリス以外の候補地にも触れ、「日本・アラブ首長国連邦・スイス・シンガポール」にも言及した。

アメリカ国内の仮想通貨等に関する規制の後れについて、これまでもBrad Garlinghouse氏は、「公平な競争の場を求めている」などと苦言を呈してきた。

今後、アメリカ政府による法規制整備に進捗が見られなければ、いよいよリップル社移転が現実化する可能性も高まる。

リップル社及びBrad Garlinghouse氏の強い思いは、アメリカ政府に、そして世界各国の政府に届くのか。

XRPにいかなる影響が及ぶのかも含め、引き続きリップル社の動向には世界中から注目が集まる。

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この記事は、ambcrypto.comの「RIPPLE: Is Brad Garlinghouse planning to move Ripple to London?.」を参考にしています。