リップル社は、仮想通貨を利用した金融包摂を強化する取り組みとして、人道支援活動に取り組んでいるNGO「Mercy Corps」に1,000万ドルを寄付した。

リップル社によると、寄付は仮想通貨ではなく米ドルで行われるという。

リップル社はMercy Corpsへ1,000万ドルを寄付

金融包摂(経済活動に必要な金融サービスをすべての人々が利用できるようにする取り組み)は仮想通貨から得られる利益の1つであり、銀行口座を持たない人々へのサービスの提供を可能としている。

1015日の発表によると、Mercy Corpsはリップル社およびその非営利部門であるRippleWorksと協力して、仮想通貨や革新的なデジタル金融技術を利用するソリューションをサポートするとのことだ。

Mercy Corpsは、様々な活動を通して救命支援や緊急援助に大きく取り組んでいることで知られている。

NGOの中で、Mercy Corpsは、新しく革新的なテクノロジーの適用を通じて、脆弱な人々に経済的機会を創出することにおいて実績のあるリーダーだ。昨年だけでも、Mercy Corpsのプログラムは2,800万人近くの人々に影響を与え、そのインパクト投資部門であるMercy Corps Venturesは、革新的な社会起業家に投資し、提携して、金融包摂を含む世界で最も根強い課題に対するソリューションの拡大に役立った。

リップル社にとってMercy Corpsとのパートナーシップは、「グローバルな金融システムを強化し、より大きな金融包摂を達成する」というリップル社の長期的なコミットメントにおける重要なマイルストーンとなるだろう。

Mercy Corps VenturesのシニアマネージングディレクターであるScott Onder氏は、従来の金融システムによって、世界中で約17億人の人々が銀行口座を持たないままになっているとSwellにて述べた。

その上で同氏は、「仮想通貨やブロックチェーン技術は現在の金融システムを向上させる可能性を持っているが、その技術の設計と導入は脆弱な人々のことを考慮し、フィンテック革命に取り残されないようにしなければならない」と強調している。

リップル社とMercy Corpsのパートナーシップにおける今後の働きに期待を膨らませていきたい。

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この記事はZyCrypto「Ripple Makes A $10M Contribution To Mercy Corps In A Push For Greater Financial Inclusion In Struggling Markets」を参考にして作られています。