トランプ政権の元財務次官が、ビットコイン調査会社諮問委員会に参加することがわかった。

この動きにより、仮想通貨規制当局と投資会社の結びつきがより強化される

トランプ政権の元財務次官がビットコイン調査会社諮問委員会に参加

トランプ大統領の元で元財務省次官を務め、テロ対策と金融情報を担当したSigal Mandelker氏は、今年初めにベンチャー企業のRibbit Capital社に入社して以来最初のプロジェクトを明らかにした。

同氏は仮想通貨調査のスタートアップとして4900万ドルの資金調達に加え、諮問委員会のスタートアップに取り組む。

今回の投資は、Mandelker氏がホワイトハウスを去って以来、初めての公共事業であることと、ビットコイン・イーサリアム・リップルなど96種の仮想通貨を扱う企業への投資である点などから注目が集まっている。

その上、影響力のある規制当局が、かつて担当していた仮想通貨会社に加わる傾向がますます強くなっていることも注目するポイントである。

最近では、アメリカ商品先物取引委員会 (CFTC) の元委員長Chris Giancarlo氏の法律事務所が、Ripple社に今年加わった。

Mandelker氏は、必要に応じてチームと面談を行い、ブロックチェーンに関連する犯罪を調査した自身の知見を共有し、官民両部門の新たな関係構築を支援する予定だ。

「彼らが金融機関や政府機関と素晴らしい関係を築いているという事実はこの業界の将来にとって非常に重要です」とMandelker氏は言う。

同氏は、チームのアドバイザーとして関係構築を支援する役割に加え、Ribbit社の新たな投資機会特定への支援や、投資先企業の規制に関する質問への回答、規制当局を幅広い金融技術と結びつける新しい方法を模索するなど、よりフルタイムの仕事に注力していくという。

ニューヨークに拠点を置く同社は現在、Accel、Benchmark、Digitalなどの投資家から合計約6600万ドルを調達している。

同氏の委員会参加により、仮想通貨に関連する政府と企業の結びつきがより強くなる。

この動きが、今後どのような影響を与えていくのか引き続き注目だ。

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この記事はForbesの「トランプ氏の元財務次官が4900万ドルの投資拡大の一環としてビットコイン調査会社諮問委員会に参加」を参考にして作られています。