6月のビットコイン(BTC)価格は、5月以前と比べると比較的苦しいパフォーマンスを続けていた。
それにも関わらず、ビットコイン(BTC)価格は2020年初来(YTD)ベースで、約27.8%の増加となっており、この点については他の主要資産や指標を大きく上回っている。
米仮想通貨メディアの報道によると、ビットコイン(BTC)価格は年初来(YTD=year-to-date)ベースで約27.8%増加しているという。
下の表からも明らかなように、ビットコイン(BTC)のパフォーマンスの高さは、他の主要資産等と比較するとより顕著だ。
Source: Skew「Price performance of major assets」
2020年初来、金は16%の増加を維持しているものの、S&P 500と原油価格は、それぞれ-5.5%、-34.22%となっている。
2020年のビットコイン(BTC)が高いパフォーマンスを維持している点について、Three Arrows Capital社の共同創設者兼会長であるKyle Davies氏は以下のように語った。
「ビットコイン(BTC)は、5月11日に3度目の半減期を経験した。当初は、半減期後に加速的な価格上昇が記録されると考えられていたが、その後も大きな価格上昇はなかった。それにも関わらず、5月中旬以降もビットコインは強い買いに支えられ、9,000ドル~10,000ドルをなんとか維持できている。この点は評価できるものでもあるだろう。」
Source: Skew「Bitcoin quarterly returns」
しかし上記のように、ビットコイン(BTC)価格は、過去6年間のうち多くの年で、第3四半期に大きな損失を出しており、同米メディアはこの点への警戒も呼びかけている。
世界経済の不安定な状況が続く中、ビットコイン(BTC)価格が今後いかなる動きを見せるのか、注目が集まる。
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著者: CoinPartner 編集部 kenta