今回の難易度調整によって、ビットコインのマイニングの難易度が約15%上昇した。

仮想通貨アナリストは再びビットコインマイナーは撤退してしまう可能性があることを指摘している。

ビットコインは難易度調整によりマイニング難易度が急上昇

6月17日に行われたビットコインの難易度調整によってマイニングの難易度が約15%増加したことがBTC.comの分析によって明らかになっている。

同社は自社の公式サイトで今回(6月17日)行われたビットコインの難易度調整によってマイニングの難易度が14.95%上昇していることを報告している。

(参考:BTC.com)

これを見てもわかるようにビットコインは半減期がきてからは難易度の調整が極端に行われていることが何度かあるのが読み取れる。

下図は今までの難易度の変化を示したグラフである。

今までのビットコインのマイニングの難易度調整は2017年後半に起こった投機的な強気の動きがあってからビットコインマイナーが落ち着いた2018年1月以来の最も上がり幅の大きい難易度の調整です。

当時は、1月13日と25日にそれぞれ15.36%と16.84%の2つの連続した難易度の急上昇があった。

半減期の到来によってマイニング報酬が12.5 BTCから6.25 BTCに半減した後には、ビットコインのハッシュレートは約26%減少した。

それによって一部のマイナーはビットコイン市場から撤退していた。これによってビットコインのマイニングの難易度は5月20日に-6%、6月4日に-9.29%と連続して大幅なマイナスの難易度調整が行われた。

今回の難易度調整によるマイニング難易度の15%の増加は、6月12日にハッシュレートが117.5 EH / sに急上昇していたため、予め予期されていたものであったとも考えられるだろう。

今回のマイニング難易度の急上昇から、今後数週間はビットコインネットワークのハッシュレートは減少する可能性がある。

仮想通貨アナリストのThomas Heller氏は現在のビットコインは収益は半減期の翌日とほぼ同じところまできてしまっているため、一部のビットコインマイナーは再びビットコインから撤退する可能性があるということを指摘している。

このようにビットコインの難易度調整による大幅な難易度の変化がビットコインマイナーに大きな影響を与えているということが感じられる。

半減期や新型コロナウイルスの影響により、ハッシュレートの変動やマイナーの出入りは確実に激しくなっている。

今後ビットコインが大きな価格変動を見せ始めた時にはビットコインマイナーの動きにも注視していきたい。

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