過去一ヶ月で数万円幅の増減を繰り返し、現在は価格上昇の傾向があるビットコインだが、市場には不穏な空気が漂っている。
「現在の相場が3月の大幅下落直前の状況に酷似している」とアナリストが指摘し、話題になっているのだ。
海外メディアが報じたところによると、この事実に注目したのはトレーダーのjoshnomics氏だ。
価格について様々な意見を言う人がいるけれど、これまでのチャートの動きは、ボラティリティが増加しているものの(今年2月の)高値からの下落直前の状況に酷似している。
Some people say re-accumulation. Some people say distribution. So far the structure is closely resembling the distribution of the last highs, albeit with more volatility pic.twitter.com/Km5N2epUsb
— joshnomics (@joshnomics) May 29, 2020
2月の相場では、チャートがこの「トリプルトップ」を形成した後に50万円付近までの大幅下落を経験している。
また、これは単純に「チャートの形が似ている」というだけで片付けられる話ではない。
現在の相場には下落を予感させる兆候が確かに存在しているのだ。
それは、Bitfinexなどの大手取引所で10000ドル付近(100万円台後半)に大量の売り注文の壁が存在しているという事実だ。
そして、この1ヶ月間で2回、ビットコイン価格はその価格帯まで上昇するも反落している。
現在は価格が上昇傾向にあるとはいえ、今回もその壁を超えられずに下落に転じる可能性が高い。
そうなってしまえば、3度の上昇失敗に市場の弱気が強まり、暴落を引き起こすことも十分考えうるのだ。
ビットコインをトレードする場合、しばらくは下落に注意する必要がありそうだ。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner