ビットコイン(BTC)など暗号資産(仮想通貨)全般の市場感情データを分析するSantimentによると、今月半ばの半減期以降初めてビットコインの市場感情がマイナスになったという。

4月13日以降44日間続いてきた市場感情の高まりはついに大きく下落し、徐々に市場全体に弱気な姿勢が広まっている。

ビットコイン(BTC)市場感情がマイナス値記録、半減期後初めて

Twitterにて1.6万人以上のフォロワーを誇るSantimentはビットコイン(BTC)市場におけるマイナス感情が大きくなっていることを明らかにした。

Santimentはスパムや過度に重複した投稿を排除した上で、ビットコイン(BTC)に関するツイート内容を『ポジティブなもの・ネガティブなもの』に振り分け、その割合から市場感情データを分析している。

当該データは、将来的なビットコイン(BTC)価格変動の情報を示す指標として機能する。

Santimentによれば、ビットコイン(BTC)の市場感情が5月27日の時点でマイナスに突入しており、これは半減期以降初めてだという。

ビットコイン(BTC)相場が強気に転じつつあった4月13日にプラス値を記録したのち、ビットコイン価格は着実に上昇を遂げていたものの、ここ最近の価格停滞に対して弱気な感情が広まった形か。

今回市場感情がマイナス値へと突入したことについて、共同創設者兼CEOであるJoshua Frank氏は以下のようにコメントした。

「半減期前後から続いていた強気感情は、とうとうマイナスを記録した。それでも、ビットコイン(BTC)トレーダーの中には、これが良いことだと考える者もいるかもしれない。なぜなら、一般的に市場感情がネガティブであるときに最も強い買いシグナルは発生するという傾向があるためだ。特に、この指標数値が-0.5前後のレベルに達した場合、買いシグナルが発生する可能性は高い。」

また、Santimentによると、ビットコイン(BTC)に言及したツイートの件数そのものも、半減以降約56%減少しているという。

ここ数日間は、ビットコイン(BTC)のみならず暗号資産(仮想通貨)市場全体で徐々に弱気な姿勢が広がりつつある。

突然の価格下落にも備えるべく、ビットコイン(BTC)価格の動きに細心の注意を払っていきたい。

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