コロナウイルスの感染拡大以降、改めて世界中から大きな注目を集めているビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)。
では、暗号資産(仮想通貨)はなぜ今ここまで大きな注目を集めているのだろうか?
現在、米メディアが取り上げた「暗号資産(仮想通貨)が注目される5つの理由」が世界中で大きな話題となっている。
もともと暗号資産(仮想通貨)(暗号資産)が注目された理由は、まぎれもなくその“単純化”された「決済システム」だと考えられている。
ビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)は、既存の金融企業や銀行・政府・公的機関の仲介を不要とする。
暗号資産(仮想通貨)のこの特性こそが“単純化”という部分を表しており、そして、これまで私たちの生活でごくあたりまえに存在してきたこういった仲介者はいまや必要ないのだ。
暗号資産(仮想通貨)を用いることにより、安価な手数料でこれまで以上に迅速に決済や送受金を行うことが可能となる。
昨今、上記のような暗号資産(仮想通貨)の次世代的な特徴に目をつけた各国の中央銀行や金融機関は、独自のデジタル通貨(CBDC)の発行を視野に入れ、急速に『通貨のデジタル化』を図り始めている。
各国家のこのような動きが活発化し始めた要因のひとつが、暗号資産(仮想通貨)の急速な発展だということは明白であり、暗号資産(仮想通貨)は個人のみならず国や世界の既存金融システムをも動かすほどの影響力をもっているのだ。
暗号資産(仮想通貨)(暗号資産)が我々の生活において本当に役立つのは、“決済”の面のみではない。
世界中でデジタル化及びIoT(Internet of Things)化が進行するにつれ、既存の金融システムでは様々な不都合が生じうる。
そもそもIoTの本質は「モノのインターネット」化であり、将来的に私たちの身の回りのあらゆるモノやデータがインターネット上で完結できるようになることに期待されている。
そんな中、現在使用されている“法定通貨”のみがオンラインに対応していないというのは、いかにも不適合ではないだろうか?
もちろん、最近はクレジットカード決済・スマホ決済などといったオンライン上で完結可能な支払い手段も拡大しつつある。
これらの選択肢の中に『暗号資産(仮想通貨)決済』が入り込むとともに、暗号資産(仮想通貨)は上記のような他のオンライン決済手段に対して『分散的なデータ管理』(後述)という点で差別化を図る。
私たちが生活上で必要とする『効率性』をも、暗号資産(仮想通貨)はもたらしてくれる。
上でも述べたように、ビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)はこれまでの通貨と比較しても、格段に『安く・速く・簡単』に取引を行うことができる。
暗号資産(仮想通貨)の送受金におけるこれら特徴は、国内の相手のみならず、国境を越えた相手との取引にも同様に役立つため、大きく注目されている。
取引の双方が『暗号資産(仮想通貨)ウォレット』(現在の銀行口座のようなイメージ)さえもっていれば、いつ・どこでも世界中で簡単に取引を行えるのだ。
この点に特に優れているのは、リップル社(Ripple社)が発行するXRPと呼ばれるネイティブ通貨で、現在すでにリップル・ネット(RippleNet)には世界中300以上メンバーが参加している。
リップル社及び暗号資産(仮想通貨)XRPの技術を国際送受金に活用することで、従来のコストから約60%も削減できると見込まれており、米金融当局からも高い評価を受けている。
以上のように、暗号資産(仮想通貨)は私たちの資産取引に大きな影響を及ぼすと考えられているのである。
既存のあらゆるシステムは、ほとんどが少数の組織及び公的機関によって管理されている。
そのため、データの改ざんやプライバシー情報の流出などが、現代の社会における課題のひとつとして考えられる。
また、今回のコロナウイルスの感染拡大によってまさに今直面しているように、各国の政府や中央銀行が管理する法定通貨は、経済状況の動き次第で流通量や金利が操作される。
こういった中央集権的な通貨管理システムは非常に問題視されており、インフレ化及びデフレ化をも、国家の恣意的な政策によって起こしてしまうことが可能なのだ。
その点、ビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)は中央に資産やデータを一括管理するような機関が存在しておらず、すべて分散的な形での管理がなされている。
このような非中央集権的なシステムは通貨のみならず、行政・司法などあらゆる側面において、既存の時代遅れな制度に議論の余地を与えるものである。
ビットコイン(BTC)などの非中央集権的なシステムは世界中の人々に“公平”をもたらす革新的な存在として、大きな注目を浴びている。
(※暗号資産(仮想通貨)のすべてが分散的な態様をとっているわけではない点には注意。)
暗号資産(仮想通貨)のメリットとして、銀行口座を持たない人々が市場に関わることができる点も挙げられる。
これまでは、発展途上国に住んでいる人々など、銀行口座をもたない者が資金を柔軟に手に入れるのは非常に難しいことだと考えられてきた。
しかし、暗号資産(仮想通貨)はこのような問題を解決へと導く。
ビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)は、スマートフォンひとつで国際間の送受金が可能だ。
銀行口座をもたない者の多くは、スマートフォンを日常的に活用している。
そのため、たとえ銀行口座もっていないとしても、スマートフォンを用いて世界中の人々から資金を受け取ることができる。
世界中のあらゆる人々が暗号資産(仮想通貨)という資産を手にすることで、自由市場社会はますます増加し、世界経済を強化することにも貢献すると考えられている。
これらが、米メディアによって取り上げられた『暗号資産(仮想通貨)が今の世界に役立つとされている5つの理由』だ。
もちろん、暗号資産(仮想通貨)がもつ魅力は5つにはとどまらず、まだまだたくさんの面で私たちの生活をより良いものとしてくれるだろう。
社会や経済への不安が蔓延する今だからこそ、もう一度現在の生活や既存の制度に目を向けて、暗号資産(仮想通貨)と真剣に向き合っていきたい。
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著者: CoinPartner 編集部 kenta