ドイツの大手銀行「WEG銀行」が、ブロックチェーン技術を銀行および金融サービス業務に本格導入する意向だということを発表した。

ビットコイン(BTC)など暗号資産(仮想通貨)の根幹を支えるブロックチェーン技術が本格的に国際金融業界に導入されることとなると、暗号資産(仮想通貨)にもこれまで以上に世界各国からスポットが当たる可能性が高く、非常にポジティブな要素だと言える。

同銀行は、DLT(分散型台帳技術)アプリケーションを調査することを明らかにしており、従来の金融システムを根底から覆す可能性がある。

仮想通貨にも好影響?各業界で広がるブロックチェーン導入

ドイツの「WEG銀行」とは、ライトコイン財団らが株主を務める暗号資産(仮想通貨)業界と親交の深い銀行だ。

先日、同銀行は『小売り向けの暗号資産(仮想通貨)決済システムを提供することを計画している』との発表もしており、世界中から注目が集まっていた。

今回の発表によると、WEG銀行はシンガポールのテクノロジーインキュベーターAnquan Capital社と提携を結んでDLTアプリケーションの調査を行うといい、欧州・アジア間の従来の金融システムに一石を投じる。

両社が共同で取り組むプロジェクトの詳細はまだ明らかにされていないが、銀行および金融サービスのコンテキスト内でブロックチェーンアプリケーション導入を視野に入れていることが発表された。

Anquan Capital社はすでに金融市場向けDLT関連の企業立ち上げにいくつか成功しており、WEG銀行の代表Matthias von Hauff氏は今回の提携に手応えを感じている模様だ。

「わたしたちは、Anquan Capital社の優れたブロックチェーン技術の恩恵を受けるだけでなく、将来的にはアジア地域における金融サービス業界の先頭に立つことができるだろう。」

また、Matthias von Hauff氏は、法律遵守は徹底する意向を示しており、「我々WEG銀行は、すでにエストニアからの暗号資産(仮想通貨)取引およびカストディサービスを提供するライセンスも取得している。」と強調した。

Anquan Capital社のCEOであるMax Kantelia氏も、今回のWEG銀行との提携に対して大きな期待を寄せている。

「WEG銀行と協力することで、DLTテクノロジーの可能性を世に解き放ち、デジタルトランスフォーメーションを加速させる。世界中のすべての人々が関わる金融サービスに革命を起こす手段を探る絶好の機会になるだろう。」

昨今、あらゆる業界で本格的にブロックチェーン技術の調査や導入検討が進んでいる。

このような風潮は、ビットコイン(BTC)をふくむ暗号資産(仮想通貨)にとっても明るいニュースと言えるだろう。

将来的なブロックチェーンおよび暗号資産(仮想通貨)の活躍に、世界中の期待は高まる一方だ。

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