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UAE Exchange社は、アラブ首長国連邦に本社を置く国際送金会社です。規模としては世界第2位となり、これは最大手Travelex社に次ぐものです。今回UAE Exchange社はリップル社(本社:米サンフランシスコ)と提携を行うことを発表しました。
提携により、UAE Exchange社はリップル社の提供するリップルネットワークを通して送金を行うことが可能になりました。これにより、以前は24〜72時間ほど要した国際送金が、非常に短時間で完了することになる可能性が高いです。
UAE Exchange社のCEOであるPromoth Manghat氏が今回の提携についてのインタビューに答えている音声がUAE Exchangeの公式ツイッターに上げられており、ここから詳しい提携の内容、そしてリップルネットワークを使うことで何が変わるのかを知ることができます。
Listen to @ceouaeexchange talk about #blockchain technology & our partnership with @Ripple during the @DubaiEye1038FM Business Breakfast podcast: https://t.co/FBgkbwEWQZ
— UAE Exchange (@uaeexchange) February 11, 2018
これによれば、
・送金にかかる時間は確実に減少する
・ただし料金は変更する予定は無い
・(リップルネットワークを使うのだから安くなるのではとの指摘に対し)既に価格は限界まで下げてある
・ただし所要時間減少により生じた利益は顧客に還元したい
・「暗号資産(仮想通貨)」と「ブロックチェーン」は別物で、ブロックチェーンこそが肝心だと考えている
以上のUAE Exchange社CEOのManghat氏の発言の中で、料金に関して、「変更(making a substantial difference)は考えていない」と述べた部分が気になります。また、「暗号資産(仮想通貨)」と「ブロックチェーン」の違いを強調していることから、実際にXRPを媒介として用いるかは明らかではありません。
リップル社はこれまでに100以上の銀行や送金業者と提携しており、日本の三菱東京UFJ銀行やカナダのロイヤルバンクオブカナダ、中国の決済サービスのリエンリエンなどと提携しています。また数日前には中東最大級の金融機関であるアルラジヒ銀行との提携を発表したばかりです。
より多くの機関が提携することにより、リップルネットワークに参加するメリットはますます大きなものになるでしょう。
世界最大級の送金会社UAE Exchangeとの提携が発表されたことは、リップルネットワークの発展にとって、非常に良い後押しになると考えられます。今後さらに他の大手金融機関がリップルネットワークに参加するきっかけとなるかもしれません。
ただし、そのネットワークが利用されることと、リップル社が発行するブリッジ通貨XRPが使用されることは別物なので、注意が必要です。また、リップルネットワークを使用しつつも送金価格に直接の変化はない、とするCEOの発言を踏まえると、国際送金でリップルネットワークが用いられるということと、それにより送金価格が安くなることは、必ずしも直接結びつくものではないことが分かります(利益確保の必要性からと考えることができます)。他の金融機関がリップルネットワークを採用する際に注目すべきポイントとなりそうです。
一方で全体的に見れば、リップルにとって追い風となることは間違いないでしょう。今後の期待感の高まりは要チェックです!
参考:ambcrypto
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner