ビットコインが、その大部分を「クジラ」と呼ばれる一部の大量保有者によって保有されているとブルームバーグが指摘した。
それによると、ビットコインの42.1%がクジラによって保有されているのだという。
クジラのような大量保有者が力をつけることによって、クジラの動きが市場に大きな影響を与えてしまうリスクが発生する。
たとえば、クジラが自身のビットコインを取引所で現金化しようとした場合、市場では大きな売り注文が発生する。
そうなってしまえばビットコインの価格は大きく下がることになるのだ。
また、それほどの資金力がある人間ならば、多額の買い注文を入れ、値段を釣り上げたところで更に多くのビットコインを売り抜けるといった市場操作も可能になるだろう。
こういったクジラの多くは、ビットコイン経済にあまり興味を持たず、利益を上げることを最優先する投資家だと見られている。
そのため、彼らにとってビットコインが「魅力的な投資先」でなくなってしまい、手放してしまうような状況になれば価格は大幅に下落してしまう可能性が高い。
一部の人間による価格操作が困難であることが魅力であった暗号資産(仮想通貨)だが、そのような「安全神話」も崩壊する日が来てしまうのかもしれない。
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著者: CoinPartner 編集部 東通貨