商品先物取引委員会(CFTC)の元議長であるクリストファー・ジャンカルロ氏が、ニューヨークに本社を置く大手法律事務所のウィルキーファーアンドギャラガー社に上級顧問として加わることを明らかにした。
CFTC議長在任中にジャンカルロ氏は、「暗号資産(仮想通貨)等の規制を強める前に自由にやらせるべきだ」とテクノロジーを長い目で見守ることを強調し、2017年にビットコイン先物取引を開始するなど、業界の発展に大きく貢献してきた。
彼の業績は暗号資産(仮想通貨)業界から認められ、人々から「暗号資産(仮想通貨)の父」の愛称で呼ばれているのも有名な話だ。
同氏は、引き続き暗号資産(仮想通貨)分野でのデジタル革新に注力すると報告しており、その中でも主な焦点のひとつが、『ブロックチェーンベースのデジタルドルの開発』だと見られている。
同氏は、「私は過去30年半、取引市場、技術、法律の合流点でグローバルなビジネスと規制の枠組みの構築に費やしてきた。これからは、ウィルキー社のクライアントと協力し、金融取引市場とデジタル商取引の発展に携わることができると期待している。」と述べた。
彼はかつてからデジタルドルの発行を促しており、中央銀行からの権力争奪に前身的な姿勢を示していた。
今回のジャンカルロ氏による動きは、アメリカのデジタルドル通貨発行の追い風となるのか。
「暗号資産(仮想通貨)の父」が、再び動き出す。
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著者: CoinPartner 編集部 kenta