100倍レバレッジのさきがけとなったBitMEXのシェアがピーク時の8割から5割ほどに弱まっている。

中国系取引所の台頭で目立つようになり、市場動向を左右するプレイヤーが変化している。

仮想通貨取引所BitMEXのシェアは30%低下

世界最大級の暗号資産(仮想通貨)取引所BitMEXの動向は市場全体を動かす大きなものだったが、最近、その影響力が落ち始めたようだ。

暗号資産(仮想通貨)アナリストのチャールズ・エドワード氏によると、BitMEXで取引されているビットコインは2018年9月には市場の80%を超えていたが、現在は56%ほどに落ち込んだ。

エドワード氏は「BitMEXの時代は終わった」と形容している。

BitMEXは暗号資産(仮想通貨)黎明期の2014年から100倍レバレッジを提供し、成功を収めた。

しかし、暗号資産(仮想通貨)デリバティブへの関心が高まるにつれて、バイナンスなどライバルが増加。

さらに習近平中国国家主席がブロックチェーンを積極的に推進する発言を受け、中国の暗号資産(仮想通貨)取引所も存在感を強めている。

11月14日にはOKExがテザー(USDT)建てのビットコイン先物を上場し、24時間取引量でBitMEXを抜いて世界一になった。

12月2日現在のデータを見ると、同じく中国の取引所Huobiが世界一となっている。

(画像:skew)

これまでBitMEXの市場動向を見て市場の方向感を先取りしていた投資家は、中国系の取引所も監視する必要が出てきた。

 

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