100倍レバレッジのさきがけとなったBitMEXのシェアがピーク時の8割から5割ほどに弱まっている。
中国系取引所の台頭で目立つようになり、市場動向を左右するプレイヤーが変化している。
世界最大級の暗号資産(仮想通貨)取引所BitMEXの動向は市場全体を動かす大きなものだったが、最近、その影響力が落ち始めたようだ。
暗号資産(仮想通貨)アナリストのチャールズ・エドワード氏によると、BitMEXで取引されているビットコインは2018年9月には市場の80%を超えていたが、現在は56%ほどに落ち込んだ。
エドワード氏は「BitMEXの時代は終わった」と形容している。
2018 and 2019 were the BitMEX Era.
— Charles Edwards (@caprioleio) November 29, 2019
But is the BitMEX Era ending?
BitMEX has held over 50% of trusted spot + derivatives exchange volume for nearly 2 years.
But its share of total volume is dropping. pic.twitter.com/XleKvmOZGb
BitMEXは暗号資産(仮想通貨)黎明期の2014年から100倍レバレッジを提供し、成功を収めた。
しかし、暗号資産(仮想通貨)デリバティブへの関心が高まるにつれて、バイナンスなどライバルが増加。
さらに習近平中国国家主席がブロックチェーンを積極的に推進する発言を受け、中国の暗号資産(仮想通貨)取引所も存在感を強めている。
11月14日にはOKExがテザー(USDT)建てのビットコイン先物を上場し、24時間取引量でBitMEXを抜いて世界一になった。
24Hr Crypto Derivatives Volume 14th Nov 13:00 GMT
— CoinGecko | coingecko.eth (@coingecko) November 14, 2019
1) @OKEx Futures - $2,154,106,877
2) @BitMEXdotcom - $1,829,412,199
3) @HuobiDM - $1,827,737,096
4) @binance Futures - $694,228,440
5) @bitFlyer Futures - $602,295,774
6) @bybit - $500,580,769
7) @coinflex - $419,204,131
12月2日現在のデータを見ると、同じく中国の取引所Huobiが世界一となっている。
(画像:skew)
これまでBitMEXの市場動向を見て市場の方向感を先取りしていた投資家は、中国系の取引所も監視する必要が出てきた。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner