イギリスが合意なしにEUを離脱することになればビットコインなど暗号資産(仮想通貨)は上昇するだろうと英取引所CEOが述べた。

背景には英ポンドの信用不安が高まり暗号資産(仮想通貨)に資金が流入することや独自に定め直す規制がゆるくなることへの期待がある。

ビットコインなど仮想通貨にとってハードブレグジットは上昇要因

イギリスの合意なきEU離脱(ハードブレグジット)はビットコインなど暗号資産(仮想通貨)の価格を上昇させる要因になるだろうとの見方を英取引所クリプトメイトCEOのウィリアム・トーマス氏が示した。暗号資産(仮想通貨)メディアBitcoin.comが伝えた

週末に開かれたイギリス議会は、政府がEUと合意した離脱条件を承認するかどうかの採決を見送り、ボリス・ジョンソン英首相は10月31日だった離脱期限の延期をEUに申請することになった。

しかし、ジョンソン首相は「EUと再交渉するつもりはない」と強硬姿勢を崩しておらず、トーマス氏はハードブレグジットの懸念が再燃したと見る。

氏はこれにより暗号資産(仮想通貨)が上昇するかもしれないと考えている。

「ポンド安が起き、(信用不安が大きい)法定通貨から暗号資産(仮想通貨)への逃避が起きる」のがその理由だ。

また、ブレグジットは、暗号資産(仮想通貨)に厳しい規制を課してきたEUの干渉を受けずにイギリスが暗号資産(仮想通貨)規制を緩和する機会になる。

規制の緩和は参加者の増加を促し、暗号資産(仮想通貨)市場を拡大することになるとトーマス氏はにらんでいる。

ただし、「英ポンドで行われている取引は少なく、市場は予想しているような大きな影響を及ぼすことはないだろう」とトーンを抑えている。

 

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